午後7時半ごろ、札幌駅到着。さすがにもう真っ暗でした。



今回の宿は札幌のど真ん中、すすきのに取ったので、地下鉄南北線に向かいます。これも前回の訪問で駅の場所は知ってるので問題なく移動。



が、思った以上に駅が遠い、すなわちJRの駅の直下ではなく、やや南側に位置してる事を改めて知る。

…なんかここまで歩いたなら、このまま地下道通ってすすきのまで行っちゃうか、今回は以後、この地下道を通過することは無いし、という事で駅を素通りして、15分ほどの距離を地下から歩いてしまう事に。



札幌の地下道はJRの駅からすすきのまで、約1.5qほど続くのですが、その北側は地下街ではなく、純粋な通路だけの構造になってます。
おそらく冬場の雪対策の地下道ゆえと思われますが、やたら広いので、その中央部にはこいうった展示スペースや休憩所がありにけり。



アイヌ系の各種展示もあり。

余談ですが、私の母方の祖父は戦争直前に群馬の前橋に唐突に表れた人でした。そして当時はまだ健在だった大地主の農家に住み込みで雇われ、その娘と駆け落ちしちゃったのです。まあ、これが祖父と祖母で、ロマンチックな展開で結婚したものの、以後の二人はいろいろ地獄を見るのですが、それはまあ、置いときましょう。

でもって、祖父はそこで雇われる時、北海道から来たとのみ告げたようですが、どうもアイヌの血を引いていた、と親族の中には聞いた人が居るようです。最後はあまりに不幸な境遇からアル中一歩手前になってしまった人なので、子供だった私はロクに会話もした記憶がないのですが、確かにちょっと日本人離れした容貌の人でした。顔の彫が深く、そのイケメンぶりから祖母の方が惚れ込んで駆け落ちに至ったと聞きます。まあ、そんな理由で結婚してもロクな事にならない、という教訓のいい例になってしまうんですけどね。

でもってこの祖父はあまりに謎が多く、亡くなった後に本籍地を追いかけても生誕地の情報に辿り着けませんでした。
どうも樺太生れだったのではないか、と思われるのですが(敗戦とソ連の占領で戸籍が全て失われている)、この追跡には私は参加してなかったので詳細は知りませぬ。が、そこら辺りの状況証拠と、本人が語ったという(私は直接聞いてないのだけど)話から、私にも1/4ほどアイヌの血が流れてる可能性があるのでした。

ちなみに祖父の遺伝子はアル中になるほどの精神的な弱さに反して強力で(笑)、その子供たちと孫たちには多くの美男美女が含まれます。ただし私の場合、父方の遺伝子に完敗してしまって、その持てる力を全く発揮してないのが不思議で仕方ないところではありますが…

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