そこから見える伊吹山は、削り取られた面に対してモロに夕日が当たるため、かなり痛々しい光景に。ちょっと悲しいですね。 さらにしばらく進むと、長浜城の復元天守閣が見えて来る。本来なら博物館として公開されてるのですが、現在はコロナウィルスの影響で閉館中なのでした。 復元天守閣はどこか見覚えが…と思ったら犬山城を参考に、1983年に建てられたものだそうな。 ちなみに先にも書いたように、秀吉時代の犬山城は1586(天正13)年の天正地震で崩壊、水上の城だったため、多くが水没してしまったとフロイスの「日本史」にあります。ただしその後、一度再建されており、おそらく現在までに発見されてる石垣などの多くはこちらのものでしょう。 ちなみに同書によると長浜の町も水没、あるいは火災で灰燼に帰した、とされます。なので、残念ながら秀吉時代の遺構はほぼ残ってないと見るべきでしょうね。 その先の公園のど真ん中に国民宿舎がありました。あれま。こんな立地の国民宿舎は初めて見ました。ただしここもコロナの影響で休業中。 その向かい側には大正時代に建てられたという東屋があり、猫が全力で寝てました。どのくらい全力かと言うと、目の前まで近づいても全く気が付かないくらい。それが君の仕事だ。がんばれ。 |