というわけで、今回のおまけ編はこれだよ、ペロ君。
「さいですか」
「世界中の観光地によくある記念撮影看板じゃん」
その通り。ただし三人で利用できて、しかも一人は猿という斬新さに注目だ。そしてその斬新性が生むであろう悲劇にもだ。
「言ってる意味が全く判りません」
例えば中学からの仲良し三人組の歴女がここを訪問したとしよう。当然、記念撮影となるわけだ。ところが残酷な歴史的宿命は誰か一人が猿になることを強いるのだ!猿!それは避けられぬ運命!猿!誰が猿になるかで長き友情にひびが入り、その悲劇でが精神に傷を負った一人。猿!その彼女が後に社会基盤に欠かせない重要人物となり、その小さなホコロビが日本社会全体を予想だにせぬ悲劇に引きずり込むのは明白であると言えよう。
「明白じゃねえよ」
と言った感じに日本社会の未来に対する不穏な影を指摘したところで、今回はここまでだ。
「不穏じゃねえよ」
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