拝殿を後ろから見る。簡素ながら天井と屋根が結構、凝った造りになっており美しいな、と思う。この簡素で美しい日本建築の様式が、なんで日光東照宮のような馬鹿建築に流れてゆくのか、やはり理解できず。何かがあったと思うんですが、それが何かは見当がつきませぬ。
本殿周辺には魔法回路のように水路が組まれており、水の宮だなあ、と思う。一種の結界、ここから向こうは神様の御家、という意味もあるのかどうか。
その先に東本宮はこちら、の看板と裏口が。どうやらこちららが順路だったようです。
先ほどチラリと見ただけの宇佐宮に出ました。こちらの本殿、拝殿は重要文化財。
これも狛犬は廊下に乗ってますし、基本的な構造は本殿と同じに見えますが、建立は1598(慶長3)年、先に見た白山宮と同じく秀吉が死んだ年です。すなわち本殿完成後、12年も経ってから同じような建物がその横に二つ建てられた、という事に。なにか意味がありそうですが、例によって史料が無くて不明。
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