さて、今回は彦根駅の側で観たカオスな自販機をとりあげるよ、ペロ君。

「さいですか」



「で、何の自販機なのこれ」

どうもどこかの金券ショップが置いてるモノらしいのだが、売ってるモノがカオスだった。主力商品はJRの乗車券の割引売り切符で、それくらいなら東京でも見たことがあった。ただし東京だと新幹線の切符が主なんだけど、これは地元の普通乗車券なんだ。大阪までの往復乗車券が定価3960円のところ3400円だったから、かなりお得だろう。回数券がバラで入ってるのかな。買って見なかったので判らんが。

「まあ、珍しいと言えば珍しいけど、それだけ」

いや、それでは終わらない。この自販機、おみくじまで売ってるのだ。

「ホントだ、確かに最上段にあるね。…おみくじって街中の自販機で買って当たるものなの」

知らぬ。ちなみに100円だったが、原価なんてあって無いようなものだから、ほとんどこのお店への寄付金みたいなもんだろうな。

「…さらにいろいろなモノが見受けられますが…」

そうなんだよ、最上段の左端は図書カートで、まあそこまでは理解できるが、その横は紙石鹸、そしてハンドジェルなんだ。さらに右端は地元のスーパー銭湯の入場券だった。

「カオスだね」

ここまでのラインナップの自販機は初めて見たよ。さらに言うと、千円札は同時に二枚までしか使えず、五千円、一万円札は使用不可、という注意書きがあったんだが、大阪までの往復切符は先に見たように3400円なんだ。購入には相当なガッツが求められるだろう。

「カオスだね」

というわけで今回はここまでだ。

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