さあ、今回のオマケ編は仙台の自己主体性、アイデンティティの話だよ。

「はい?」

仙台はいろいろ不思議なところがある街でね、まずはこれだ。仙台駅西口のほぼ正面にある看板だよ。



「いや、京都本社って書いてありますよ」

あるね。ひょっとして仙台市京都市四条烏丸という地名かと思ったんだが違った。ここは間違いなく宮城県仙台市青葉区だった。

「でも京都本社…」

考えられる唯一の合理的な説明は、仙台では時空転送機がすでに実用されていて、京都本社にある看板がここで見えてる、という事だね。

「なるほど、それなら納得だ」



お次はこれ。

「大坂で江戸前で仙台で日の出」

そうだね。

「つまり?」

困ったことにさっぱり判らないんだよ。
ちなみにこれも仙台駅前と言っていい、例の東西アーケード街の入り口にあったんだ。もしかすると仙台駅西口周辺は何かの時空特異点になってる可能性が高い、という事だけは言えるだろう。

「なるほど、それなら納得だ」



最後はこれ。例の壱弐参横丁の開店前のお店にあった張り紙だ。

「浅草で沖縄で韓国風でシーサーがピースサイン」

そうだね。ちなみに意外に絵は達者だと言っていい。

「つまり?」

困ったことにさっぱり判らないんだよ。
私は浅草は知ってると言っていい世界だし、沖縄と韓国も訪問したことがあるが、これを全て集めてしまうと…

「集めてしまうと?」

…北朝鮮のスパイへの暗号?

「なるほど、それなら納得だ」

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