でもって途中の多賀城で降りて城跡というか大和朝廷の北限出張所跡を見よう…と思っていたんですが、そちらは東北本線の国府多賀城駅の横で、仙石線の多賀城駅からはちょっと離れてると知る。

まだ時間はある、といってもすでに3時過ぎなので、昨日の感じからすると現地まで歩いてる間に暗くなってしまう可能性が高い。よってそちらを諦めて、仙台駅の一駅前、榴ヶ岡(つつじがおか)駅で降りて見ることに。
西口に比べると何もない、と聞いている仙台駅東口周辺、江戸期以降にいわゆる宮城野と呼ばれていた一帯をちょっと見てみたい、と思ったからです。

ちなみに駅構内はイーグルスの看板だらけだったんですが、出口を出ても球場なんてどこにもない。後で調べて見たら、1q近く先であり、なんでまたここを最寄り駅にしたの、と思う。まあ私の出身地、千葉のロッテマーリンズの球場とかは、さらに遠いですから、どうも地元に球場を計画する人って皆頭が悪いんでしょうな。



外に出ると典型的な都市部の郊外、という風景が広がります。仙台駅まで850mほどであり(ちなみに球場より僅かに近い)、西口だったら周囲にまだまだ高層ビルや商業施設が密集してる距離。なるほど、東西の落差が大きい駅なのだと知る。この辺りの特徴はちょっと宇都宮や横浜に似てるな、と思う。



高層建築があまり無い中で、あれ、なんか変なビルが…。あ、五重塔か。



ちょっと気になって近くまで行ってみると、明らかに新しい建物なんですが、あれ、木造じゃないか。



真下まで行ってみると、間違いなく木造の新築五重塔でした。
孝勝寺という日蓮宗のお寺で、どうも江戸期以降は伊達家の庇護を受けていた由緒あるお寺のようです。ああ、江戸期の伊達家は日蓮宗なのね、なるほどね、と思う。

ちなみに2003年、21世紀になってから完成した木造五重塔でした。あれ、建築基準法でこの手の高層木造建築ってダメなのでは…と驚いて帰宅後に調べて見たら、2000年に法改正があり、今では高さ制限が緩和されてるそうな。全く知りませんでした。ただし法的に可能だからといってそう簡単に出来るのもではなく、お金の出どころとか考えると、まあ、遠目に眺めているのが幸せであろうな、と思う。

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