朝の7時過ぎに家を出て8時半に津田沼でダメ人間兼コックと合流。
まずは君津まで直通の快速で南下(途中から各停に)、君津で館山行きに乗り換えて浜金谷を目指します。朝は完全に曇っていたのですが、途中から一気に快晴に。我ながら自分の晴れ男ぶりに惚れ惚れしますな。まあ、他には特に才能が無いんですけどね。

ちなみに内房線は君津を超えた先からは海沿いを走る事が多く、乗っていて楽しいです。車内では中国人らしきカップルが高そうなカメラで海をバックにお互いの写真を撮ってましたが、そういや海外で海沿いを走る列車って乗った事ないな。意外に珍しいのかも。



10時に浜金谷に到着。まずは千葉県人の魂のふるさと、鋸山(ノコギリヤマ)を目指します。写真で奥右手にに見えてる丘陵のような一帯がそれ。山と言っても標高329mですから、あべのハルカスよりかろうじて高いものの、東京タワーよりは低く、ほとんど丘です。ちなみに千葉県の最高峰は408mの愛宕山であり、県内にスカイツリーより高い山は一つもないという低地県となっております。全国で唯一、県内に標高500m以上の土地が無い、すなわち最も平べったい、という特異な県なのです(沖縄より低いのだ)。

そこに持ってきて海は埋め立て地だらけ、歴史らしい歴史も無く、観光施設は東京の横にある黒鼠王国ぐらい、というなんの特徴も無い県であり、そんな所に産まれ育つと私のような人間になるわけです。愛県心なんて微塵も育ちませぬ。キライではないですけどね(笑)。



駅から見えてる鋸山。石切りの山であり、幕末から1980年代前半までここから切り出された石は主に首都圏の建築に使われてました。
千葉県在住の場合、小学校の遠足で一度は訪れる場所であるため、個人的には子供の散歩コース、という印象が強いのですが最近はSNS向けの写真撮影場所として人気らしいです。ついでに私の周辺だと免許を取って初めて車を買った連中はここに来たがる、という不思議な傾向がありました。なぜか走らんけど。
ちなみに私は約25年ぶりの訪問、ダメ人間兼コックは千葉には小学6年の時に引っ越して来たためデビュー戦でした。



駅前の風景はローカル線そのもの。いいですね。
右手に海が見えてる事から判るように海岸線のすぐそばにある山なので眺望はいいのです。ちなみに駅からロープウェイのり場までは10分以上歩きます。もうちょっとなんとかならんかったの?という気はします。ちなみに電車で来たのは私も初めてです。



すでに9月ながら、結構な炎天下の中を歩いてようやく乗り場に到着。目のまえを団体の皆さんが歩いており、いやな予感はしたんですが、案の定、この皆さんと同じ便になり、平日の朝から満員のロープウェイに乗る事に。

ちなみにここに来る直前、実はダメ人間兼コック(写真左手前の男)は高所恐怖症であると判明、知り合ってから37年目の衝撃の事実に驚いた私は喜んでこのロープウェイを今回のコースに組み込んだのでした。


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