さて、今回は台湾の飲食店事情についてだ。ただし中には入らず、看板を観だだけで、というお話だけども。

「さいですか」



まずはこれ。山木さんで、天下布武を主張されてる。

「山木さんて誰?」

知らぬが、名からして日本人だろう。

「戦国大名?」

いや、少なくとも天下布武を唱えちゃう規模の戦国大名にそんな人はおらん。

「すなわち?」

よくわからん。和風を強調したかったのかなあ…。



「……」

……まあ、見て通りだ。軽い冗談なのかもしれんが、どうかなあ、という感じだ。

「…お客さん、来るの?」

判らん。シャッターは閉まってたけど、潰れちゃったのか、単に営業時間前なのか不明だった。



西遊記最大の敵役、牛魔王の名を語るお店も健在だった。ただし、以前ほど繁盛して無かったのが少し気になる所。

「なんで牛魔王なの?」

その点はよく判らん。ちなみに前にも触れたが牛排でステーキの事。
ただし直訳すると牛を並べる、数える、あるいは排除する、といった意味だし、発音的にもステーキとは似ても似つかない。パイ、の発音からアップルパイなどを苹果排と書くので、ひょっとして牛肉のパイ、の意味かな。とりあえず、なんでこんな字をあてるのか、謎なんだよ。あるいは台湾語の発音だとステーキになるのかな。

「さあねえ」

という感じで、今回はここまでだ。次回、いよいよ最終回ザマス。
 


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