その隣にはお客さんとして参加している那覇の陸自のCH47JAが居ました。タンデムローターの陸自における主力輸送ヘリですね。
ベトナム戦争世代のヘリですが、平成に入ってからの調達機であり、空自のF4ファントムIIのよう運用年数がすでに信長の寿命を超えつつあるような機体ではありませぬ。

JAという名前は恐らく農協からの献金で買ったからだと思いますが、よくは知りません。



こちらも中に乗れました。
ほぼ全ての噴流のエネルギーをローターの回転に使ってしまうターボシャフトエンジンなので、排気口に工夫しても何の得もないため、極めて単純な排気口となってます。推力とかはほぼ産んでないでしょう。
ちなみに最大速度は270q/hほどで意外に高速な気もしますが、500q/h以上で飛べるとされるオズプレイよりはだいぶ劣ります。



中は意外に広い。
軍用機なのに天井から壁から、断熱シートで覆ってあるのは日本人ならではの気配りなのか、オズプレイが適当なだけなのか。
私なんかこれで十分じゃん、輸送に速度はいらないでしょ、と思っちゃうんですけどね。



後部の出窓から外が見れるのですが、横に張り出した燃料タンクのため、下方視界は無し。まあ強襲着陸は前提になってないんでしょうが、ちょっと怖いなあ、と思う。



操縦席。グラスコクピット化されてますが、アナログな計器類もまだまだ健在。
ちなみに以前聞いた空自のパイロットの方の話だと、アナログ計器の方が直感的に情報が把握でき優れてる場合も多く、必ずしもグラスコクピット化が良い、というものでは無いそうな。

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