■沖縄で見たもの その1
という感じで、今回のオマケ編だよ、ペロ君。
「あ、あるのね」
そりゃあるさ。
で、今回のお題はこれ。まずは空港で見かけたポスターだ。
「…持ち込むやつ、居るんだ」
居たんだろうねえ。わざわざこうして貼ってあるんだから。
「そんなに普通に落ちてるの?」
そこまででは無いと思うが、沖縄の場合、第二次大戦時だけでなく、
戦後も米軍があっちこっちで実射訓練やってたから、
いろんなモノが落ちてる可能性はあるんだろうね。
ちなみに今回我々が滞在した残波岬のリゾートホテル、あの一帯は元アメリカ軍の射爆場跡地だ。
「…すごい立地だな」
でも周辺の浜辺とかも歩き回ったけど、さすがに不発弾は一発も見なかった。
「なるほど、というか探したんかい」
お次はこれ。
一部で有名な嘉手納の道の駅で見かけたもの。
「子供にとってはそりゃ危ないよなあ」
だよね。
バカなマニアが死ぬのは自己責任だが、子供が巻き込まれるのはあまりに悲しい。
ただしこれを見ると戦時中のもの、とされてるので、やはりそっちが多いのかもしれない。
ちなみにこのポスターを見て、初めて不発弾が警察の管轄だと知ったよ。
「ありゃ、ホントだ。沖縄ならでは?」
いや、調べて見たら、基本的には警察に通報するものらしい。
「警察の手にはあまるんじゃ」
実際の不発弾処理は自衛隊の仕事だよ。
自衛隊法の附則抄 第四項(平成27年改定後 以前は第十四項だった)に
自衛隊は当分の間、防衛大臣の命を受け、
陸上において発見された不発弾その他の火薬類の除去及び処理を行うことができる。
とされている。ただし市民からの通報窓口は警察で、警察から自衛隊に要請が行くみたいだね。
「…湖底や海中の不発弾はどうなるの?」
海の爆発物に関しては、自衛隊法の第八十四条の二 において
海上自衛隊は防衛大臣の命を受け、海上における機雷その他の爆発性の危険物の除去及びこれらの処理を行うものとする。
とあるんだけど、海底、ましてや内陸部の湖底、川底などは明確な規定が無いはずだ。
どうするんだろうね、実際。海底のは放っておいてもいいとして、湖底、川底のは
近所の爆弾博士に任せるわけにもいかないだろうし。
法治国家である以上、法の規定に無いものに国家機関が関わるわけにもいかんだろう。
まあ恐らく湖も川も陸地の中にある、という事で陸自が対応するんだと思うけど。
といった感じで変に脱線してしまったが、今回はここまでだ。
「さいですか」
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