■機は南へ
滑走路に入ります。いいねえ、この感じ。
様々な機体が着陸して付いたタイヤのゴム跡を見ると、皆さん安定してセンタ―ラインに乗って着陸してますね。
なるほど21世紀の航空機は安全なのだと変に感心する。
無事、離陸。ああ成田だ、という風景が眼下に広がります。
成田なので一端北に向かうため、利根川を超えます。
今回は180度ターンする飛行ルートだったので、成田空港を上空から。
こうしてみると空港の巨大さがよく判ると思います。
奥に見えてるのが成田の主、4000m級滑走路で、日本ではここと関空にしかない規模のもの。
手前が21世紀に入ってからようやく運用に入った2500m級滑走路。
全面積は約11㎢で、これは皇居のある千代田区とほぼ同じ面積です。
が、実は今回行く沖縄にある嘉手納の米空軍基地はこれに匹敵する、ある意味ではそれ以上の規模を持ちます。
近距離並行で、しかも1本は幅60mほどの小型機専用ながら3700m滑走路(厳密には3688m)を2本持ち、
総面積は19.95㎢、これは東京都港区にほぼ匹敵する面積で、
日本の民間空港で最大の面積を持つ羽田の15.2㎢より広いのです。
米軍基地であり、このため兵員の家族などが住む居住区などを含むため、単純に比較はできないのですが、
日本最大の空港などこ?と聞かれれば、滑走路本数なら羽田(4本)、単純に面積なら嘉手納、という事になるでしょう。
ちなみに羽田の主滑走路は3000m×2本ですから、滑走路の規模なら嘉手納が上です。
私はこれからそういった日本の中の外国がある土地に飛ぶわけです。
成田から沖縄の飛行経路ってどうなのかしら、ウフフ、などと思ってるうちに
機は九十九里浜を超えて一路太平洋へ。
あ、これひたすら海の上を飛ぶ経路だ、とがっかりする。
まあ、仕方ない。そして冬の朝の雲の影はちょっと面白い。
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