■インド来訪前に
最後に少しだけ、実用的なお話をして置きましょう。
●VISA
インドは観光でもパスポートだけでなく、査証、VISAが必要な国です。
ただし日本人の場合、現地到着時に申請して受けて取れる到着時ヴィザ、
Arrival
VISAが取得可能です。
2018年3月現在、世界中で日本人だけに許されてるものなんですが、
何度か仕組みが変ったり、廃止の噂も絶えないものなので、出発前にまだ利用可能か、
確実に確認して置きましょう。
ちなみにインド大使館のホームページから申請用紙がダウンロードできますが、
どう見ても用紙をデジカメで撮影した画像であり(笑)、歪んでますから、
現地にある申請紙を使った方がいいでしょう。
めちゃくちゃ時間が掛かるので、書いてる時間の余裕はいくらでもありますし。
ちなみにこれが到着時発行ヴィザの領収書。
でもって領収書はもらったんですが、VISAそのものの発行は最後まで無く、
あれ、そういうものなの?という感じです。念のため、旅行中はこれを携帯してましたが。
空港に到着したら、あらゆる窓口を素通りして一番奥まで行くと、この申請窓口があります。
日本人専用なので、JAL、ANA、の到着便の時間のみ係員が居るようで、
エア インディアを利用したり、他の国からの便で入国すると、窓口が閉まってたりする事があるらしいので要注意。
ちなみに私が利用したJALの便では、10人前後がこの申請に向かったのですが、
係員が当初一人しかいない、しかも機械が故障したらしい
(ただし何度聞いても手を左右に振るだけで説明は無しで、正確な所は不明)
というトラブルで、到着から発行まで1時間以上かかってしまいました…。
ついでに支払いはクレジットカードのみなので、忘れずに持って行きましょう。
最悪の場合、クレジットカードが無くて入国できない、というマヌケな事態が発生します。
さらについでに、このVISAには発行料金2000ルピーだけ、と断言してますが(笑)
実際は2150ルピー取られてます。
そしてこれを発行された後、入国審査を同じコーナーの中で受けるのですが、
誰が入国審査官で、誰がクレジットカードの支払い受付で、といった役割分担が全く判らず、
かなり苦労しますから、英語が全くダメ、という人には向きません。
ここで入国審査官にスタンプを押してもらわないと不法入国扱いになって、
出国時にエライ事になりますから、要注意。
ついでに、デリーの空港職員は、オレってばお役人様だし、
という感じで、アメリカの空港よりサービスが悪い、
というこれまで見て来た中では、世界最悪の空港なので、その辺りも覚悟してください(笑)。
それでもインドの発行するヴィザの中では、もっとも取得が容易で、手軽なので、
利用できるうちは、これを利用するのが一番でしょう。
●両替
一番レートがいいのは、クレジットカード支払い、というルールはインドも変わらないようです。
ようです、というのは私は今回、まともな両替をしてないから判らんのです。
なぜならば、成田空港でインドルピーは両替できないから(笑)。
えええええ、アジアの主要通貨の一つじゃん、と思うのですが、できないのです。
これも予めkobikkyさんから伺っていたのですが、実際に確認してみて驚いた点でした。
人の忠告は素直に聞かないとダメですよ、ホント。
どうもインド政府が海外へのルピーの持ち出しを規制してるようで、
このため、インド到着後しか両替が出来なくなっています。
ついでにデリー市内でも両替の看板はほとんど見なかったので、
アメリカ並みに外貨両替は不便な国と思うべきでしょう。
ほんとにいろいろビックリな国なんですよ、インド。
なのでインド到着後、空港で必要額を両替して置かないと、エライ事になります。
クレジットカードのATMで出金もできますが、そもそも街中に
外国のクレジットカードが使えるATMがほとんどなく、これも空港でやってしまうのが一番でしょう。
ちなみに私は現地でkobikkyさんに両替していただきました。
何から何まで、ホント、今回はお世話になっております…
●コンセント
インドも複数のタイプのコンセントがある国で、
デリーのホテルでは、B-3型と呼ばれるものが主流でした。
ただし、日本のコンセントもそのまま、刺せてしまえる差し込み口もありましたが。
とりあえず、B-3変換プラグを一つ持っていけば問題ないでしょう。
とりあえず、これがB-3型プラグ。
変換アダプターなら200円くらいなので、忘れず買っておきましょう。
ただし何度も書いてますが、デジカメやノートPCの充電器など、高電圧対応の電子機器以外は
そのまま使うと壊れますから、その点は要注意。
●水
当然、生水を飲むのは厳禁ですが、歯磨きの際に少し飲んでしまってもやられる事があるそうで、
このため、歯磨き用にミネラルウォーターを用意しておいた方が安全らしいです。
といっても、先にも書いたようにジュース一本買うのも大変、しかも
ミネラルウォーターなんて洒落たものはほとんど売ってないので、
行きの飛行機の機内サービスでもらったボトルの水を持ち込んでしまうのが一番確実だと思われます。
といった辺りでしょうかね。
では、基礎編はここまで。
次回からいよいよ旅行記本編です。
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