■モディさんは大人気
というワケで、今回の話題はモディさんだよ、ペロ君。
「はい?」
インド第18代首相のナレンドラ・ダモダルダス・モディさんだ。
「…なんで?」
それはデリーの街中がモディさんで溢れていたからだ。
こんな感じに。
「街頭の広告?」
だね。具体的にはインドの航空機イベント、Wings india
の告知広告だ。
「航空イベント?」
インドは広大な領土と併せてこれから航空機の需要が伸びそうな有望市場なのさ。
だからこういった…
「いや、そうじゃなくて、航空イベントで、人の写真しかないの」
ああ、そっちね。
その通りで、最も大きな写真が、インド首相のモディさんだ。
「なんで首相の写真が?エアショーなんでしょ?」
まあ、民間機専門ではあるが、そうだね。
でもってモディさんがここに居るのは、それがモディさんだからだ。
ちなみに右に小さく出てる二人は航空関係の所轄省庁の大臣さん。
この二人も要らない気はするなあ。
「なんでモディさんなんだよ」
いや、この航空機イベントに関わらず、あらゆる政府イベントのポスターにモディさんなんだ。
こんな感じに。
「これは何の広告?」
全部ヒンディー語だったのでよく判らんが、政府の健康政策のものらしい。
数字はなんらかの人口を意味してるらしいが、詳細は不明。
でもって、ここにもモディさんが。今回はソロだけどね。
「この人が進めた政策なの?」
かもしれない。
が、とりあえずあらゆる政府広告に、モディさんなんだよ。
しかも全てがこの位置、この写真なので当初は全部同じモノだと思ってたんだ。
ところが二日目になってからよく見たら、全部違う内容じゃあーりませんか!
すなわち政府関係の広告にはほぼ全て問答無用でモディさんの写真が。
そしてそれら全てに、この同じ写真が使われてたのさ。
「あれま」
なんかスターリン時代のソ連、毛沢東時代の中国の、
独裁個人崇拝の匂いがしなくも無くもないな、これ。
「あれま」
が、モディさん本人も大人気なのは確かなようで、
二日目のタクシーの運転手さんに、モディさんだらけアルネ、と聞いたら、
彼は人気(Popular)政治家だからね、と言われ、
あなたも好きアルカ、と聞いたら、好きだよ(I
lile)と答えられた。
まあ実際、合法的な選挙で選ばれた人ではあるんだけど、
思想的にはヒンズー至上主義に近い人で、やや怪しい人でもある。
「あれま」
といった感じで、今回はここまでだ。
「あれま」
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