■マクドナルド in
インディア
さて、ペロ君、今回のお題はインドにおけるマクドナルドのメニューについてだ。
「さいですか」
昨年のシカゴ&アメリカ空軍博物館旅行記で
世界中のマクドナルドで均一化が進んでしまってつまらない、と書いたが、
インドだけは特別だった。
そこはマクドナルドのガラパゴス諸島でありマダガスカル島でもあった。
すなわち独自進化を遂げたマックメニューが展開される特殊地帯だった。
「さいですか」
主なメニューはこんな感じだ。
「普通じゃん」
いや、よく見てごらん。
みんな鶏肉やら卵、さらに野菜(Veg)となっていて、牛肉も豚肉も皆無なんだ。
「左端のは?」
これはアロー ティッキ、ジャガイモのパテで野菜を固めたインド料理のバーガーだよ。
日本でいったらコロッケバーガーみたいなもんだと思う。
「へー」
普通のハンバーガーもチーズバーガーも、そしてビッグマックまでも無いマクドナルドは初めて見たぜ。
しかし国民の大半が牛は食わない、肉も基本的にはダメ、残りの連中の多くも豚がダメ、
とかだったりする国になんでまたマクドナルドは進出しようと思ったんだろうね。
藪そばの支店が香川県に進出するようなもんだぞ。
おかげでニワトリ大迷惑だろう。
「なかなかスゴイね」
確かにちょっと驚きだが、実はこれはまだ準備運動に過ぎない。
ホントにスゴイのは、そのミール、日本でいう所のセットメニューなんだ。
「はい?」
それがこれだ。
「いろいろあるけど…」
注目は左端の一番大きいヤツ。このセットの名前だ。
「ベジタブル…マハラジャ マック…マハラジャ マック!? なんだそれ」
すごいよね。日本だったらビッグマックお殿様セットがあるような感じだ。
これの存在は前日にKobikkyさんから聞いており、現物見て感動したのだが、
残念ながら売り切れ表示があってダメだった。
もう一軒のマックでも同じで、さらに翌日タージマハル近所のマックに寄っても
これまた売り切れだったので食べれなかったんだ。
…なにか巨大な陰謀の匂いがするな。
「しません」
ちなみに野菜じゃないチキンマハラジャなら右下にあって、こっちは売り切れじゃなかったんだけど、
私は鶏肉があまり得意ではないので、あえてチャレンジはしなかった。
「さいですか。しかしマハラジャ、来るのかねマクドナルドに」
まあ、インドあたりだとマクドナルドはちょっと気取った外食の店、という位置づけになるんで、
絶対来ないとは言い切れいないけどね…
ついでにそのマハラジャセットですら264ルピーに過ぎないんだ。
本日の昼飯の1200ルピーがいかにスゴイ価格だったかが良く判る。
日本で言ったら昼飯が4000円、とかの世界だろう。
「外国人に厳しいね」
厳しいね。といった感じで今回はここまで。
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