■インドの警備度について


さて、今回はインドの警備体制についてだ。

「警備体制?」



これは先の天文台跡公園で見かけた警備員さんなんだけど、
何か背負ってるよね。

「ああ、なんか筒状の…無線機?」

いや、散弾銃だ。

「はい?」

散弾銃。

「ライアット ガン?」

なのかなあ。とりあえずここニューデリー中心部の閑静な公園なんだけど、
なんでそんなものが必要なの、ひょっとしてメチャクチャ治安悪い場所なの、と不安になった。

「まあなあ」

以前、パリの鉄道駅で自動小銃持った連中を見たことあるけど、あれは軍人だったし、
そもそもこの人、SISという民間警備会社の人だ。

「民間の会社の人間が散弾銃持って歩き回ってるの?」

そうなんだよ。これ、撃って相手が死んだら法的にどうなるんだろう、と驚いたんだけど、
この後訪問した巨大ショッピングモールでも、民間警備員が散弾銃持って歩いてたんだ。
その後、kobikkyさんに聞いたら、宝石店などで買い物すると、
散弾銃持った警備員が駐車場まで送ってくれるそうな。

「すげえな、インド。そんな治安悪いの?」

私が滞在中感じたところでは、今まで訪問した国に比べても特に治安は悪くなかった。
むしろ1990年代の香港やロサンジェルスの方がよほどタチが悪かったよ。

「じゃあ、何で?」

正直、よくわからん。
実は弾が入ってない、一種の抑止力なのか、あるいは何かのファッションなのか…
よほどしっかりした人物を雇用しないと、誤射で人を殺したらエライ事になるだろうかなあ…

「よく判らんな」

判らないんだよ。といった謎めいた感じを残して今回はここまで。


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