■眺めはよく判らなかった



かなりの急な階段をぐるぐる回りながら登る事になります。
個人的には中国蘇州で登った仏教寺の塔を思い出しました。



でもって頂上は極めて狭い上に、日曜日という事もあって人だらけ。
しかも皆さん、ゆっくり居座ってしまっていて、全く入る隙が無い。
あれま、という感じですね。

ちなみにこの日の気温も30度を超えてましたが、ご覧のように長袖の人、いくらでも居るのです。



とりあえずこれが精一杯(笑)。
撤収とさせてもらいましした。

ついでにでにデリーはほとんど高層ビルが無い、という珍しい低層大都市で、
この点はパリ、ロンドン、ソウルすらより地味でした。土地は余ってるんでしょうかね。



本堂の上から見た回廊に囲まれた広場。
といっても金曜日の礼拝ではこの広い空間が人で埋まるらしいので、
デリー周辺はやはりそれなりのイスラム圏なのでしょう。
となるとここは400年近く現役の信仰の場であり続けてるわけで、
ちょっと凄いなと思ったり。

ちなみに画面左上に見えてる巨大な城塞が、
すでに何度か名前が出て来てるデリーの江戸城、レッド フォートです。
この寺院とあのレッドフォート、さらにアグラにも同じような要塞、レッド フォート アグラ版があり、
そこにタージマハルまで加えて、全て五代皇帝シャー・ジャハーンが造らせたものですから、
そりゃ国も傾くわな、という感じではありますね。

絶対王政に近い(少なくとも封建制ではない)政治形態って、
何かをやろうとすると全部自腹になるんですよね。
徳川幕府だって、江戸城、名古屋城、大阪城(新)を全部自腹で造ってたら、
とっくに滅んでいたでしょうに。



ちなみに建物の上の装飾部は石ではなく、
レンガで形を造って、漆喰で仕上げてるようです。



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