■銃器が充実する空軍博物館
こちらはやや古めのリボルバー拳銃とか。
ここら辺りはイギリスのウェブリー リボルバーのようです。
ちなみに宮崎さんの作品だと、悪役はイギリス式の中折れ拳銃使ってる事が多いんですが、
あれはなんででしょうな…
(ムスカがエンフィールド・リボルバー、マンマユート団がこのウェブリー・リボルバー。
ただし名探偵ホームズでは場所が場所だけに敵味方共にエンフィールドっぽい銃)
アメリカの拳銃もあり。中段右がS&Wの1917リボルバー。
コルトガバメントが足りなくて、その補充として
第一次大戦中に生産されたリボルバー拳銃だったようです。
下のはルガー拳銃に見えますが、床に落ちていた札(笑)によると1906ロシアン ルガーだそうな。
なんだそれ、と思って帰国後に確認したら、普通の1906ルガーではなく、
ロシア向けに1000丁前後だけが生産された極めて珍しいルガーだそうで、
アメリカでは通常、5万ドル以上の価格で取引されてる、というとんでもない珍品らしいです。
…ホンモノかなあ。本物とだとすると、この屋内展示の中では一番の珍品ですが…
あまり見慣れない22口径らしい拳銃。
例によってなんの説明も無いのですが、
オリンピック競技などで使ってたヤツにも見えます。
ただし詳細は不明。
ライフル系もいろいろあり。
左はドイツのマウザー ライフル。いや、これ妙に銃身が長いんですけど…
そもそもなんでインドにモーゼル?と思ったら、下に張り紙があり(笑)、
個人が長年使用していたライフルをこの博物館に寄贈したものらしく、
となると、おそらく射撃競技用に改造されたタイプでしょう。
真ん中は世界でおなじみアメリカのM-1ガーランド。
右端はなんだこれ、と思ったんですが19世紀末のイギリス製ライフル、
マルティニ ヘンリー(Martini-Henry)銃のようです。
インド独立前の銃ですが、どうもパキスタン周辺でコピーが大量に造られ、
この一帯では広く使われていたライフルみたいですね。
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