■札幌の基本構成



札幌は私が予想していた以上に大都会でした。
東京、大阪は別格としても、名古屋、横浜あたりが相手なら互角ではないかと思います
北の果てにこれだけの街がある、というのは意外な感じはしますが、事実として大都会です。
ただし高層化は進んでおらず、この点は最近一気に高層ビルが増えた名古屋、横浜よりちょっと寂しいですが。

ちなみに私にとって予想通りだったところは

●大都会である
●大都会である以上、駅と街の中心部の位置は一致しない
●ラーメン屋は多い
●市電がキチンと市民の交通手段となってる
●駅の周りはクマのはく製だらけ(駅から半径1.5㎞以内に6体以上)


予想外だった所としては

●地下鉄が結構走ってる
●北海道大学は駅前にあって立派な観光地だ
●すすきのは野原ではない
●ラーメン屋にヒグマは来ない
●恐らく世界で唯一、国際空港内ににアニメイトがある

といったところでしょうか。



札幌は市電が立派な市民の足となってる200万都市でした。ステキ。
しかも環状線なので、ぐるっと一周できます。チョーステキ。

では、旅行記本編に入る前に、札幌の街の基本構成を見て置きましょう。



札幌の中心は札幌駅から南に1㎞前後下ったところ、大通り公園から南の辺りになります。
そこをかすめるように環状線の市電が走っており、この市電内側がほぼ市の中心となるようです。
駅の北側は北海道大学広がっているため、商業地区とは言い難いエリアですが、
駅周辺そのものは、これまた独立した商業地区を形成してます。

ちなみに南のすすきのから札幌駅までは地下通路で繋がっていて、信号無しで歩いて行けますが、
約1.5㎞とそこそこの距離があるので、普通は地下鉄を利用することになります。
もちろん、私は歩きましたが(笑)。



駅ビルは札幌では珍しい高層ビルも併設される、結構大きな商業施設です。
大都市の駅らしく、街の中心部からは切り離された地区なんですが、
ここはここで一つの商業圏となってるようです。

その南、狸小路は東西に走る、関西風のアーケード商店街です。
東京で言えば浅草か蒲田あたりを想像してもらえば近いと思います。



こういったアーケードが延々と続く、関西式の商店街が狸小路。
この周辺にも商業エリアは広がっており、そのまま南のすすきのに繋がります。



思ってた以上の規模だった繁華街、すすきの。
新宿に近い印象の街でした。
昼もそれなりの繁華街で、夜になると歓楽街になる、という感じです。
エリアとしては東西400m、南北で150mくらい、
地方都市のこの手の繁華街としては、かなりの広さとなってます。
有名なラーメン横丁があるのも、このすすきのです。

そこから少し南に下ると中島公園があり、これは札幌の上野公園のような地区で、
美術館やら博物館やらが並ぶ美しい公園です。
今回、最初の宿はこの公園の横に取ったのですが、こんな見事な公園があるなんて
この街はスゴイ、とかなり感動した場所でもあります。



中島公園は、見事な公園でした。
これほどの公園を持つ地方都市が、日本の北の果てにあるとは思ってもおらず、
自分の知識の不足を大いに恥じる事になりました。

といった辺りが、必要な前ふりですかね。
では、いよいよ、本編、入って行きましょう。


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