■地上に降りるルーズベルト
ちょっと暗いですが、その先の部屋。中堅クラスの人用かなあ…
窓は丸窓。与圧されてないので1枚ガラスなんですが、どうも一部は防弾ガラスだったようです。
ただし見学していた限りでは、どれがそうなのか、よく判らず。
国章があるし、おそらくこの辺りが大統領執務室かと。
船の絵が飾ってあるあたり、ルーズベルトの趣味ですかね。
その先、こっちは大統領用の個室かなあ。
例によって船の絵があるんですが、あれ、さっきの部屋のと全く同じような…
ポスター?
という感じで、最後の大統領専用機の見学を終えましたが
この機体だけは外部からもちょっと見て置くべき部分があります。
とりあえず機体後部下面に注目。
何か出てますよね。これが当時、大統領専用機が必要だった理由の一つなのです。
これですね。ルーズベルト専用の搭乗エレベーターです。
現在に至るまで、唯一の車いすを必要とする大統領だったルーズベルトは
階段から飛行機には乗り込めませんでした。
このため、専用の改造機が必要だったのです。
手前にあるのはルーズベルトの車いすのレプリカですが、自力で走行できない仕様なんですね、これ。
ちなみにテレビなんてない当時は、動いてる大統領の姿を見る機会はほとんどなく、
ルーズベルトが車いすを使っていた事は、彼が死去するまでアメリカ国民はほとんど知らなかったと言われてます。
実際、当時のアメリカの風刺漫画などを見ると、皆、二本足で立ってるルーズベルトばかりなのです。
といった感じで、大統領専用機の館の見学は終了、すなわち第四ハンガーの見学も終了です。
となるとアメリカ空軍博物館の見学も終了、という事になりますが、
あくまでほぼ終了、となります。
これでもまだ落穂ひろいが残ってるのです…
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