■次なるハンガーへ



さて、第一ハンガーの見学は終了、いよいよ次の第二ハンガーに向かいます。
奥に見えてる妙に長い、曲がりくねった通路が第二ハンガーへの通路です。
どうもこの博物館、当初は第一ハンガーからの増設は考えてなかったようで、
他のハンガーの移動通路に比べて、この最初の部分だけ妙に変です。

ちなみにこの段階ですでに午後2時半過ぎ。
朝の9時から来て5時間半かけてようやく第一ハンガーのみの見学が終わったわけです。
当然、まだ昼飯食べてません。ここの食堂は第一ハンガーの上にあるので、
行くなら今しかないですが、時間切れ敗退の可能性の事を考えると、そんな場合ではない、と判断。
結局、翌日も行けなかったので、今回の旅行ではヴァルキリーカフェ、全く使わずに帰国となりました…

まあ、写真撮りながらの見学なので、時間がかかるのは仕方ないところですが、
残り2時間半で、どこまで行けるか。
あと1日あるとはいえ、時間切れ敗退の可能性が否定しきれない巨大博物館なので、少し焦ります。



通路には歴代パイロットスーツの展示が。
右端の宇宙服みたいなのは高高度偵察機、未だに現役らしいU2用の高高度用パイロットスーツですが、
1989年以降となっており、U2のパイロットスーツも微妙に進化してるんでしょうか。
(U2の機体は冷戦編で登場)



こちらはもうちょっと古い時代。
真ん中の人はチャレンジャーなパイロットではなく、飛行教官だそうな。
低空しか飛ばない初等練習機とかなら、こんな軽装でなんとかなるんでしょうね。



こういったヴィンテージっぽいフライトジャケットの展示などもあり。
興味のある人にとっては、おお、という感じのものなんでしょうが、私はよく判らず。
油彩で書いてるのか、ペンキで書いてるのか、いずれにせよ戦争中によくやるなあ、と思います。



空軍の一番偉い人、歴代空軍参謀総長の写真付きリスト。
今では英語版Wikiに歴代長官写真付きリストがありますが「F-22への道」の記事を書いてた頃には存在せず、
前回、2008年の訪問で撮影したこれの写真にずいぶん助けられました。

ちなみに陸軍航空軍のボス、アーノルドは空軍独立後は一線から身を引いたので
空軍参謀総長は一度もやってません。
(ただし空軍に移籍はしてたので、陸軍元帥から空軍元帥となった。よって歴史上唯一のアメリカ空軍元帥)
左上が初代のカール スパーツ(対ドイツの戦略爆撃を指揮した)、
その下が二代目でスーパーハンサム、ホイット ヴァンデンバーグ
(ボンバーマフィアの主要メンバー。カリフォルニアの空軍ロケット基地は彼の名から取られてる)
そして二列目中央が5代目にして空軍最凶のキチガイ、当サイトではお馴染みカーチス・ルメイ閣下ですね。
この間、1人を別にすると全員が戦略爆撃至上主義者、ボンバーマフィアのメンバーですから、
戦後のアメリカ空軍がどういった軍隊だったかがよく判るかと。


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