■高級ホテルのチェックアウト
さて、そんなわけで、一生に一度泊れるかどうか、というこのホテルもチェックアウトせねばなりませぬ。
残念ながら、旅に別れはつきものザマス。
ただし結局、寝るだけだったので、やはり私に高級ホテルは必要ないなあ、と改めて思ったり。
でもって、この段階でドアに下げるメッセージ板に気が付いた。
私、裸なの、あっち行ってね、お願い、というもので、
邪魔しないで、Don't
disturb
の札の代わりに使うんでしょうが、
40代のオッサンがこれをドアにぶら下げてるというのは、
人類としてどうなのよ、と思ったりするシカゴの朝。
ちなみにチェックアウト時に、部屋番号の303の英語がフロントの人に聞き取ってもらえず、
さすがに3の発音でもめた事はないんだけどなあ、と思ってたら、
隣で別の仕事をしてたフロントさんが、あわてて飛んできて303だ、と伝えてくれる。
さらにこのフロントの人、税金がありますからクレジットカードから引かれます、
と言うので、ええ、聞いてないぞ、と思うもしかない、念のため領収書を受け取る。
で、帰国後、引き落としを見たら、結局、この税金分は入ってない。
…まあ、高級ホテルでも、いろんなフロントの人がいるなあ、と思う。
さて、空港に向かう地下鉄(地上のループからは行けるのは国内空港のミッドウェイ空港だけなので注意)、
ブルーラインの駅もホテルの目の前で、チェックアウトして5分もかからずにここに到着。
ちなみに一番奥の黒人のおじさんは、この後サックスフォンの生演奏を始めてました。
音楽屋の皆さん、日本だと駅前で、ロンドンだと駅の通路で、シカゴだと、とうとう駅のホームにまで来るか、と思ったり。
実際、結構電車の音はうるさいので、商売になるんでしょうかね、これ。
ついでにご覧のように、シカゴも黒人の人、多い街なんですが、昨日の産業科学博物館の写真、
再度見直してもらうと、見学者にほぼ黒人の人が居ないのに気が付くと思います。
これはワシントンDCでも感じた妙な落差なんですが、
黒人の人たちの文化圏では、博物館に行くのは最高にダサイ、とかいった風潮があるんでしょうか。
ちなみにこの辺りの地下鉄の駅は、列車のトンネルと一緒に駅のトンネルも掘っちゃってる、
という意味もなく豪快なもので、このため、隣の駅までホームがほぼ繋がってしまってます。
ご覧のように新幹線でも止まるのか、という感じに無限に長い感じのホームは、
隣の駅まで同じ穴で一緒になってしまってるため。
実際に歩いて隣の駅まで行けるのか、それとも途中に何か壁があるのかは確かめてませんが。
なんでこんな構造にしたんでしょうね…。
というか、左側の壁の階段も妙に気になるな、これ。
初日にも見ましたが、椅子は普通の海外式の硬いやつで、
ホントに都市部の鉄道に関しては日本は世界一だと思います。
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