■産業科学なお土産

というわけで、今回のオマケコーナーはこれだ。



「いや、これだと言われましても…何?」

モールダラマ、だそうだ。

「なにそれ?」

何かのダジャレ系の造語だと思うが、日本人の私には、知らぬ、通じぬの世界だった。
とりあえず、プラスチック製の模型を自動で作れる工場、と書いてあるな。

「工場?」



なんでもこれが数秒で作れちゃう、という話だ。
これはU-505だね。
君だけのカラープラスチック製の模型がすぐに出来ちゃうよ、と右の円盤型の説明にはある。
ついでにこの解説板、CDディスクっぽいが、なぜここにCDが使われてるのかは、さっぱり判らない。

「模型の販売機、ではないの」

うむ、どうやらもう少し複雑らしいんだよ。



こんな感じに。

「いや、これじゃ判らないんですが」

左右に見えてるのは金型で、奥にあるのがプラスチックを流し込むためのチューブらしい。
つまり、ここで型どりして、上の模型を造ってくれるようなのだ。
しかもたった2ドル(約220円)でだぜ。

「へー、面白そうじゃん。で、どうだったの」

いや、実はやってないので、良くわかない。

「なんで?」

いや、今から考えて見れば2ドルならやってもよかったんだけど、
直前に3ドルの自販機とか見てたんで、この博物館ボッタくり、という先入観があってなあ…。
初日だったから、あまり現金を使いたく無かったし。
まあ、結果的には3日目以降はアメリカ空軍博物館に入りびたりで現金はほとんど使わんかったので、
2011年のロンドン以来、大量の現地通貨を余らせてしまう事になったから、
やっとけばよかったな、と思うね、切に。

「あんた、毎回そんなのばっかりじゃん」

まあね。



ちなみにこのマシン、艦内にいくつかあって、場所ごとに微妙にモノが違うんだ。

「モノが違う?」



こちらは宇宙コーナーのもので、スペースシャトルの模型が入ってた。
余談だが、後ろにNASAのロゴが付いてるが、あのロゴ、商用利用する場合は
かなり面倒な手続きが必要なんだけど、ちゃんと申請してるのかな、これ…。

「さあねえ…」

という感じで、今回はここまでだ。

「さいですか」



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