■台湾ちょっといい話
さて、最後は、台湾旅行の基礎知識で終わりにしておきましょうか。
●電源コンセント
日本と同じ形状なので、変換アダプタは不要。
ただし電圧は異なるので(110〜115V)、ノートPCのようなACアダプタによる機器や、
デジカメの充電器など、日本より高い電圧に対応してるもの以外は使えません。
必ず機器ごとに、その対応電圧の確認の必要があります。
この辺りは、もはや世界共通ですね。
ちなみに台北の国際空港、桃園空港では
あちこちに充電用のコンセントコーナーがありました。
●空港からの交通手段
2016年現在、台北の入り口、桃園空港に行くには、
バスかタクシーしかない、というアメリカの田舎町みたいな状況です。
ただし空港に合わせて24時間運航となっており、格安航空券による深夜到着でも
台北市内への移動は可能です。
昼間なら、こんな感じに結構な本数が出てるので、
それほど移動には困らないと思います。
ただし、今回の私のように台風に直撃されるとバスが止まってしまい、
それでもなぜかタクシーは走ってる、というブルジョア専用空港に大変身となり、
心臓に悪い金額の交通費が必要になりますから要注意。
ちなみにバスの運賃は前払いのチケット制で125圓ほど、
(ユェン/台湾ドルとも表記されるがそんな呼び方してる現地の人は見なかった)、
2016年9月現在の日本円で413円ですから良心的な価格でした。
空港、台北駅横のバスターミナルともに自販機でもチケットは買えます。
タクシーだと深夜に渋滞無しでかっ飛ばしても(ちなみにメーター読み取りで125q/h出てたヨ…)
1100圓、日本円で約3630円と、いきなり4倍以上になりました。
まあ、当たり前と言えば当たり前ですが…。
また、タクシーはクレジットカードが使えないので、必ず現金を用意してから乗りませう。
タクシーは到着ロビーと同じ階、バスは1階下の階からの発着ですが、
案内板の通りに進めば、問題なく行けるでしょう。
●為替レートと両替
成田空港の外貨両替はもはや犯罪に近いくらい悪質、というのは何度か書いてますが、
台湾に関しては、さらにすごくて、桃園空港の台湾銀行両替所では、
30圓(日本円で約100円)の手数料が取られるだけでした。
最初は、オレが頭が悪そうだから、適当な事言ってやがるな、と思ったんですが、
両替のレシートを見ても、確かに30圓しか取られておらず、ちょっと感動。
私が両替したのは1万1000円だけだったので、もっと高額になると判りませんが、
とにかくこんなに安いのには驚きました。
荷物受け取り場の片隅にあった台湾銀行の両替所。
この日は台風の影響で空港は大混雑中でしたが、
ここは人が居なくてあっさり両替できました。
この後、深夜3時過ぎ(涙)まで空港に居ましたが、夜中でも普通に営業してるようです。
ちなみに台北、台南といった大都会でも、街中に両替商は全く見かけなかったので、
空港で両替してしまう事をお勧めします。
バンコクやソウルだと、どこでも両替できるから後でいいや、と思ってしまいますが、
台湾ではそれはちょっと難しそうです。
ちなみにクレジットカードによる引き出し機は街中にあるので、
いざとなったらその手がありますが、1000圓単位(約3300円)でしか
引き出せないようなので、この点は注意。
●言語
台湾語と呼ばれる、広東、福建の方言に近い中国語があり、
これが標準語だろうと勝手に思ってたんですが、違いました。
国民党が戦後に入って来た時、自分たちが判る北京語、
いわゆるマンダリンを国語としたため、
中国本土の標準語とほぼ同じ、北京語が使われてます。
ただし簡体字、省略された中国本土式の漢字ではなく、
日本と同じ古くからの感じを使っているので、看板などを読むのは楽です。
この点は香港もそうなんですが、あちらはやがて中国式になっちゃうんでしょうね…。
といった感じでなんだか大脱線となった基礎知識編はこれにて終了、
次回から、ようやく本編のスタートです。
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