■台湾のカワイイ-2

という事で今回のオマケ編は前回の続きだぜ、ペロ君。

「はあ、さいで」

まずはこれ。空港の税関申告に関する説明ビデオに登場してた彼だ。



「変な犬だな」

同族嫌悪かね、ペロ君。十分カワイイじゃないか。

「確かにカワイイ系だけども」

ちなみに検疫犬、と日本語だとダジャレネーミングなんだが
中国語だとジェンニー チュアンといった発音なので、そこはたまたまだろう。

「なんで犬?」

どうもこれ、成田でも見た検疫探知犬をキャラクター化したものらしい。
ただ、この英語文のように、犬の彼が動物の国内持ち込み禁止について
説明してるのを見ると、なんか前科十犯の犯人が防犯の重要性を語ってるような、
妙な違和感はあったね。

「さいですか」



「男性キャラ?」

うむ、男性の人物画も、台湾だとこの通りで、
完全に日本の漫画の影響下にある。
微妙にデッサン狂ってるんだけど、この暴走ぶりは、
すでに日本の上を行ってる気がするぞ。

「上の絵からすると、バスと航空機の交換サービスの案内?」

そんな商売があってたまるか。
これは、例のバス乗車券の券売機に描かれてたものだ。

「なぜ券売機に?」

単にやりたかったんだろうなあ。
どう考えても必要性は全くないからね。



さらに街中だとこんな感じになる。
アクセサリーショップの看板だ。
これももう、完全に日本のカワイイ文化の影響下であり欧米では見られないものだろう。
アジアでもソウルが若干、こういった面があったけど、他ではあまり見ないと思うぞ。

「なんかどこかのお菓子屋さんで、よく似た人物を見たことがあるような…」

そこら辺りを気にしてたら、台湾では生きて行けなかったよ、ペロ君。

「さいですか」



その横にはこんな看板も。

「江戸侍ラーメンってあんた…」

まあ平安貴族カレーみたいな剛速球ネーミングではあるが、
これも日本のカワイイ系文化と日本食の人気の融合なんだろうな。
日本からはうどんも進出していて、台北はバンコク並に日本食の飲食店が多い街だった。



さらにはこんなお店もあった。

「3年2組って…なに?」

キャラクターグッズのお店らしいが、中には入らなかったのでよくわからん。
ちなみによく見ると右上にRマークがついてるから、登録商標となってる。

「ホントに?」

バンコクとかだと、意味もわからず、あきらかに飾りとしてRマークを付けちゃってる
看板とかを見たことがあるんだけど、台湾ではよくわからん。
さすがに意味はわかってやってるとは思うが…

「まあ、とりあえず台湾がカワイイで溢れてるのはよくわかったよ」

といった辺りが、基本編だね。

「はい?」

次回からは応用編に言ってみようか。

「マジですか?」

台北の恐ろしさは、こんなもんじゃないんだよ。

「マジですか?」


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