■さらば徳陽艦
ようやく最後部に到着。
当然、この5インチ単装砲も、実際は一度も積まれた事が無いものです(笑)。
ついでにこちらの砲塔の上には箱型の出っ張りがあるんですが、これの正体はよく判らず。
フレッチャー級の船だと最前部と、尾部の砲塔にのみあるもので、
非常時に使う、照準用ののぞき窓かなあ、と思うのですが…。
ちなみにこの状態だと、砲塔は全く回転できませんが(笑)
これは手前の見学通路用の階段が後から追加されたからで、
現役時代は当然、ちゃんと回転できました。
艦尾から前方を見る。
ここには当初は40o対空機関砲銃座があったのですが1960年代の改修で外されてます。
その後、1989年の台湾海軍による改修以降は、
ここに自動近接迎撃装置、CIWSが一器だけ積まれてました。
おそらく世界中でおなじみのファランクスだと思いますが詳細は不明。
その他にも対艦ミサイル発射装置らしいものが
積まれていたのが写真で確認できますが、これまた詳細は不明です。
艦尾にあるこの棚みたいなのは機雷投下装置。
これ、1960年の改修段階で既に外されてたはず、
すなわ台湾海軍に来た段階で、付いて無かった装備を復活させてしまった事になります。
…これもいろいろ怪しいですね(笑)。
という感じで、見学は終了、出口に向かいます。
と思ったら出口、塞がれてました…
なんで?
ついでに奥を見ると、一昨日の台風の被害が残ったままになっており、
あんな木まで傾くんだ、と驚きました。
なるほど、これじゃ飛行機は飛べないですね。
仕方ないので前方にある入り口から出ましょう。
手前のドアが開いてますが、カーテンが閉まってたので、見学できるわけでは無いみたい。
という感じで、徳陽艦の見学はここまで。
オマケ編ももう一回、休ませてください。
この手の解説記事は結構、書くのが疲れるのです…
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