■台湾は萌えてるんだよ

というわけで、お待たせペロ君、台湾島の萌え具合を再確認だ。

「いや、別に待ってないというかむしろ知るのが怖い、という感じなんだが…」

今回はこのお方だ。

「少しは聞けよ、人の話」

いや、君、犬だし。



「えーと、リオンさん?」

ご名答。

「誰?」

台北を代表するもう一つの商業地区、台北駅地下街のマスコットだ。
ただしこちらは公式なものなのかどうかイマイチわからない。
最終日の最終決戦で、私はここで死闘を繰り広げる事になるんだが、
地下街の一角にある、香港に匹敵するようなオタク街部でしか彼女を見かけなかった。
なので台北地下街全体を代表する人では無いかもしれない。

「なんで台湾で白人系の外人さん?」

髪は金髪だし、目の中に星はあるし、スマホに受話器をUSBで繋いでるし、
私リオン、電話してくれる?と英語で聞いてるけど、それでも恐らく日本人じゃないかね。
金髪なのは学生時代にヤンチャしてたか、キタキツネの呪いだろう。

「なんで?」

少なくとも英語、ドイツ語、ラテン語系、スラブ語系では、
RIONなんていう女性名はあまり聞かないんだよ。
対して日本には女性の“りおん”さんがいくらでもいる。
私の考えた最強の少女漫画キャラクター、名前も欧米っぽいので、
という感じはするが、ツメが甘いと思うぞ。

「そういうもんかね。左のパネルは何?」

これもリオンさんだ。
ちなみに吹き出しのセリフは、台北地下街にようこそ、となってる。



ただこの人、神様では無いせいか、林黙娘さんほど扱いは良くなく、
こんな感じで絵が切れてたり、なんだか奥の方にひっそり描かれてたりするんだ。

「それでも、台北駅の地下に、これだけ堂々と壁に描かれてるんだ」

まあ、ちょっとスゴイよね。
東京駅の八重洲地下街がこんな事始めたら、私なら泣きながら裸足で地上に逃げ出すぞ。

「手前に描かれた四角いのは何?」

わからん。
おそらくビスケットなどの洋菓子かプラスチック爆弾かのどちらかだと思うが、
私には判別は不可能だ。

「さいですか」

まあ、台湾の萌えに対する暴走ぶりはいろいろスゴイのだが、
そこら辺りはまた、おいおい見て行こう。
とりあえず、今回はここまで。

「さいですか」


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