■鉄人 in 台北

さて、今回は台湾で見たアメリカン文化だ。

「さいですか」

アメリカン鉄人1号、アイアンマンを
なぜか知らんが台北周辺でやたらと見たんだよ。

「アイアンマン?」



これ。これは西門のゲームセンターで見たものだが、
西門では別の映画館でも、こういった等身大アイアンマンを見たんだ。

「人気あるの?」

でも特にグッズが売ってるわけでもないし、
本屋や雑誌やを見てもマーヴルコミックの作品なんてどこにも売ってないんだ。
返還前の香港とかだと、アメコミと日本漫画の比率は四割づつで、
残りの二割がわけのわからん地元の漫画家、という感じだったが、今ではアメコミなんてどこでも見なくなった。
台湾も同じで、かつては人気だったのかもしれないが、それにしては他のスパイダーマンや
キャプテンアメリカとか一切なく、とにかくアイアンマンだらけなんだよ。
とりあえずアメコミ系のお店は一軒を見ただけ、そこにDCコミックの等身大バットマン(旧式)を見たくらいで、
アメコミがそれほど流行ってるとは思えないんだ。



こちらは夜市で有名な士林市場のお店のもの。
カバンや靴を売ってる店で、何をどう考えてもアイアンマンに繋がらないんだけど、
ここでも彼は目を光らせてたのだ。

「上のと同じ等身大模型?」

と私も思ったんだけど、帰国後に写真を比べてみたら、脚も腕も全く別物で、
量産品とかでは無いみたい。

「わざわざ展示用に造ったの?」

それは私にもわからんのじゃ。



で、最後がこれ。桃園空港の出発ロビー横の売店にあったものだ。
等身大というか、立体パネルというか、そんな感じのもの。
なんか量産品ぽいが、他の場所では一切見なかったので詳細はこれも不明だ。

「人気だねえ」

人気なんだよ。
それでいてグッズも書籍も見ない、テレビでも特にやってない、
イマイチよくわからない人気なんだ。

「なんで?」

それは私も知りたいくらいだ。
ただ彼はキンキラ金に赤い模様、という中華文化圏では最高に縁起のいい色だから、
なにか商売の神様がわりにされてるのかなあ。

「そんな理由?」

いや、あくまで適当な推測だ。正確なところは全くわからん。
という感じで、微妙に中途半端なオチながら、今回はここまで。


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