■貧乏人は客ではない



そこにあった第三ターミナルまでの距離表示。
…それって新幹線のホームを端から端まで歩くより、さらに100m近く長いんですが…
マジで?



その先の第二ターミナルから第三ターミナルまで通路表示でさらに驚愕の事実を知る。
スタート地点からだと直線距離で実に630m、
実際は迂回したルートになってますから、650mくらいでしょうね。
今回、歩いて10分近くかかりました。

…いやこれ、普通は空港内鉄道やモノレールで移動する距離でしょ。
こんなに歩く空港って私は初めて見ましたよ。
何考えてるんだ、成田空港。格安航空会社を使うような貧乏人は歩けって事?

ちなみにターミナル間のバスはあるので、それを使うという手もあったのですが、
小型のバスの上に便数が限られるので乗れる人数は限られ、
歩いちゃった方が早い場合も多いと思われます。



さらに言うならこの通路、屋根と壁はあるものの、基本は吹きさらしで、
空調はありませぬ。
今回は気候がいい季節でしたから平気でしたが、夏の炎天下や真冬の夜は結構しんどいでしょう。
ついでに言うなら、壁は窓ガラスではなく、透明プラスチックの波板で、
どこの工事現場だここは、という感じの貧乏臭さで泣けて来ました。

もはやここまで露骨に貧乏人を差別する空港ってすごいな、と思えてきます。



途中で空港用車両が通るための道路が通ってたりします。
ターミナル間の移動で横断歩道を渡ったのも、生まれて初めての体験です。
信号等は一切なし。
ここで事故った場合、通常の110番通報なんだろうか、あるいは空港警察なんだろうか、
とかいろんな考えが頭の中をグルグルする。

まあ、貧乏人どもは車で轢かれて死んでも問題ない、という合理的な判断なんでしょうね。


NEXT