■バンコク地下鉄のハウツー



地下鉄のキップの買い方はまず、目的地駅を選んで、
表示された料金を投入する、となります。

バンコクの地下鉄も料金溜め込み型のICカードがあるのですが、
地下鉄はあまり使う予定が無かったので、今回は購入せず。
スカイトレインと地下鉄がそれぞれ独立して各地区を走ってるので、
ここら辺りはけっこう不便で、どちらかだけの1日乗車券は
微妙に割にあわないケースが多いです。



タッチパネル式ですが、英語表示のボタンがあるので、
それを選べば、問題はないでしょう。
今回は二つ先のシーロム駅までで、18バーツ(約65円)となります。
右上の表示にあるように、この地下鉄の自販機はお札(Notes)も使えますが、
なぜかスカイトレインはコインのみで、極めて不便でした。

ついでにタイには2バーツというイギリス式の
妙な金額なコインがあるんですが、これは両者で使えません。
でもって、タイの場合、他に自動販売機はまず無いので、
1バーツ単位のコインを使う場所が意外に少なく、
帰国時には2バーツコインだけで15枚もたまってしまう事に…。
アメリカの1セントコインも毎回使いどころがなくて
我が家に50枚くらいあるんですが、空港の募金箱に入れてきちゃうべきか、
さすがにこんな小額コインは避けるべきか、悩むところです。

ちなみにシーロム駅はスカイトレインとの乗り換え駅であり、
交通便利なので、今回の宿としたわけです。

ただし乗換駅なのに両者で駅名が違い、
地下鉄だとシーロム、スカイトレインだとサラディンとなってます。
これを知らずに、最初の地下鉄でシーロムと覚えてしまったため、
後ほどスカイトレインでは何度も駅を間違える事に…。

なんで、そんな妙な駅名にしてるんでしょうね…。



キップはトークン式のもので、プラスチックのコインです。
中にICチップが入ってるようで、これを改札の黒い接触部の上に置いて通過し、
降りるときは、コイン投入口のような回収口に投入すると、ドアが開きます。
このため出口と入口はそれぞれ専用で分かれてます。

これって香港の北、中国本土の深圳(シェンズェン)の地下鉄と
全く同じシステムで、ひょっとして同じ業者によるものでしょうか。



とりあえず入口側の改札を探してホームに向いましょう。
ここが始発駅なのですが、かなりの数の改札があり、
ラッシュ時などには結構混みそうですね。

これまた世界標準の自動改札で、日本のものとそんなに変わりません。
まあ、オレンジ色の袈裟を着たお坊さんが普通に乗ってたりするのが
日本との違いでしょうか。



ホームはこんな感じ。
最近のアジアの地下鉄ではよく見る完全密閉式、
ホームとの間にはガラス張りの壁と自動ドアがあるタイプ。
これも中国の地下鉄にそっくりで、やはり同じ業者でしょうかね。

ついでに今のところ、アジア以外で
このタイプの地下鉄を見たこと無いので、
アジアの人ってよっぽど地下鉄のホームに落っこち易かったんでしょうか。

ちなみに、ここで地元のオバちゃんにエレベーターの場所を聞かれる。
(リフトという単語だけ理解できた)
ゴメンナサイ、私タイ語ワカラナイヨ、と英語で答えると、
あれま、という顔して立ち去ってゆく。
ククク、今回の潜入も完璧だぜ、と思ったんですが、
なぜかこれ以降、徹底的に日本人と見破られ、
私のプライドはズタズタざます…。

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