■付属の展示も奥が深い
さて、前回はハンガー棟に並ぶ機体を見たのですが、
今回はその横にある小さい方のハンガー、
機体以外の展示となってるハンガーの中を見て行きます。
この展示棟は特に案内もないし、ドアも閉まってるしで、
気をつけないと見落とす可能性が高いので注意が必要です。
機体展示ハンガーの入口から見て左手に通路のようなところがあり、
その先にあるドアを開けると、この展示があります。
ここも大幅に展示内容が変わってました。
他ではまず見ないような貴重な航空機用の銃器の
コレクションをかつては展示してたのですが、
その展示がキレイさっぱり無くなってました…。
それでもまあ、いろいろ興味深いモノがありますので、とりあえず見て行きましょうか。
まずはこれ。
航空機用の座席にしては微妙に変だな、と思ったら、
タイG、否、対G訓練用装置用のイスだとか。
これを長いアームの先につけ、それをぶん回す事で高Gに絶える訓練をする装置でしょう。
ただし右側のは射出式脱出座席訓練用のじゃないかなあ。
コクピットの原寸模型の後ろに柱を立てて、
そこにつけたレール沿いに上に打ち出される、
という射出座席用の訓練装置がありまして、
構造的にそれ用のものじゃないかなあ、と思うのですよ。
こちらは訓練用フライトシュミレータ。
例によって解説は何も書いてませんが、この計器盤だとF-5Eのものですね。
ちなみに操縦桿の先端部、なにせタイだし(笑)
これってPC用のコントローラーを適当に付けちゃったんじゃないの、
と思ってしまいますが(私だけ?)、
F-5シリーズの操縦桿は先端部だけが別パーツでして、これで正解。
おそらくオリジナルである、と判断して問題ないと思います。
ちなみにこの先端部は取り外しが可能で、以前アメリカ辺りで、
“ホンモノの戦闘機の操縦桿を利用”として売られていたPC用のコントローラは
ほとんどがF-5シリーズのものだったように思います。
でもって、その先にはF-16のシミュレータも。
おお、すごいぜ、アメリカ空軍博物館以来、
2度目のF-16シミュレータだ、と覗いて見る。
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