■新兵器登場
最後は爆雷投射装置。
手前で斜め上に向けて設置されてるのが爆雷投射装置で、
その上のドラム缶型のものが爆雷本体。
戦後の設置とされますが、日本海軍が採用していた
投射装置にそっくりだったりします。
が、アレはイギリス製がオリジナルで、
日本がライセンスを買ったのか、例によって無断でパクッたのか(笑)、
どちらからしく、この装置も、もしかしたらイギリス製かも。
この投射装置では、下の太い筒部(シリンダー)の中に、
機雷を固定してるピストンが差し込まれています。
(注射器のような状態)
で、内部で繋がってる上の細い筒内で火薬の薬包を爆発させると、
その圧力で太い筒内のピストンが勢いよく押し出され、
カンヅメ型というかドラム缶状の爆雷とピストン部とがセットで、
遠くまで吹き飛ばされて行くわけです。
おそらく火薬量で飛距離を調整したはずですが、詳細は不明。
ちなみに発射後、ピストン部は外れて落下、
目的位置までは爆雷本体のみが飛んで行きます。
ついでに奥のテーブルのような部分が予備の爆雷置き場で、
計6発の爆雷が搭載できたようです。
先に見た、艦尾の旗竿部。
左下にあるのは電源コンセント?
その右から伸びてる鎖は艦尾から使う副錨のもの。
といっても地面の上の軍艦ですから、実際の副錨は艦上に展示されてます。
通常は艦尾横に置かれてるはずですが、
この艦でどこに設置されていたかはよくわからず。
その横には艦灯の支柱が倒された状態で置かれてましたが、
これまたどういったものなのかはよく判らず。
夜間だけ、どこかに立てて使用したのか、
あるいはキャンパス屋根を取り付けるので外されたのか…。
ジャジャーン!
さて、ここで夕撃旅団の新兵器が登場。
夕撃旅団 素敵に 最強 タイプR,、略称USSRと名付けられたこれ、
カメラを固定するのに使う一脚なんですが、
以前から一脚を手で持って使えば
より高い位置から撮影できないか、と考えてました。
アメリカ空軍博物館で、実際、それをやってる人を見ましたし。
で、前回のスミソニアンで、やはりもう1m〜2m高い視点が欲しい、と
痛切に感じたので、今回の旅行で初めて採用してみたのです。
写真は折りたたまれた状態で、これを伸ばすと1m50cm前後の長さがあり、
手で持って撮影すれば、最大3m以上の高さが確保できます。
ただしLX-7の場合、リモコン撮影は出来ないので、タイマー撮影しかなく、
限られた時間内にカメラを目標に向けるだけでも大変で、
暗い博物館内では手ブレもありますから、
実際は2m50cmちょっと位の高さが限界となりますが…
これ、本来は対航空博物館用の秘密兵器だったのですが
とりあえず、ここで訓練を兼ねて使用して見る事に。
さて、夕撃旅団初の新兵器の威力やいかに。
うーん、微妙(笑)。
まあ、とりあえず実戦には使えそう、という事で、
この後も使用してみましょうか。
といった感じでに後部板を見学終了した段階で、
今回はここまで。
オマケコーナーも一回お休みです。
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