■21世紀タイの電脳



ゲームなのか、これ…。
ついでに真ん中の段と下の段における商品の落差もスゴイな。



こちらはデジタル小物屋さん?
真ん中のはロッドアンテナかと思ったんですが、スマートフォン用自撮り棒みたい。



こちらは結構本格的な撮影用機材のお店らしいです。
同じような店をソウルや上海で見ましたが、それに比べるとちょっとショボイ印象が…。



お、レノボの店がある、と思ったんですが、かろうじて数台のノートPCが置いてあるだけで、
後は全てタブレットとスマートフォンでした。



かつてはバンコクの電脳市場、という感じだったこの場所ですが、
現在の主役は完全にスマホとタブレットに取って変わられてました。

結局、アジアの皆さんが欲しかったのはコミュニケーションと情報入手装置だったようで、
そうなるとPCなんてデカクて重くて高いだけですから、
まるでカンブリア期大絶滅のようにあっという間に一掃されてしまったようです。

でもって今更ながら、20世紀後半から21世紀前半にかけて、
スティーブ・ジョブスという人物がどれだけ人類の文明を変えてしまったのか、を考えたり。

アップル復帰後の商売の成功はソニーの盛田さんの著書、
MADE IN JAPANに書いてあったことを実践しただけで特に見るものはないですが、
技術者では無いのに、マウスと画面のアイコンを組み合わせたパソコンから
タブレット、スマートフォンまで、次々と普及させてしまったのは
やはりスゴイ人だったのだなあ、と思うわけで。

彼の場合、独創、天才的なひらめきがあるわけではなく
従来あったものをもっとも優れた形で構築しなおして提供する、
という極めて特殊な人でした。

ここら辺りはジョン ボイドのOODAの基本となった
破壊と創造の考え方、従来のものを要素に分解し(破壊)、
新たなモノとして再構築する(創造)、といういい例なのですが、
旅行記でやる話でもないので、今回は深入りしませぬ。


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