■その他の基礎知識

さて、最後は旅行に関して知っておいた方が便利かもしれない、
という話をいくつかまとめておきます。


●電源



プラグの形状は日本と同じで、特に変換機は要りません。
ただし例によって220Vであり、デジカメやノートPCのAC充電器など、
高い電圧まで対応してるものしか使えませんから、注意。

それぞれの機材の対応電圧を確認した上で使ってください。



●左側通行



タイは日本やイギリスと同じ少数派、自動車が左側通行の国です。
当然、右ハンドルとなります。

なので道路を渡るときは日本と同じように右側を見て確認しましょう。
海外だからといって反対を見てると命にかかわります(経験者談)。



●入国書類

入国に際してカードに必要事項を書き込むのはタイも同じなんですが、
英語表現が微妙に難解なので、辞書の入ったスマホとかを
機内に持ち込んだ方がいいかも知れません。
イギリス、アメリカの入国カードでは悩んだ事がないのに、
タイのでは英語の意味がわからず、辞書を引いてしらべるハメになりました(笑)。

書き間違えても入国拒否されるような内容ではありませんが、
審査で要らん時間がかかる事になります。
さらに入国時に渡された半券を出国時に回収されますので、
これを失くさないように注意。

当然、機内持ち込み荷物に黒のボールペンは忘れずに。


●チップ

アジアでは珍しい事に、タイはチップの習慣があります。
これを知らないと、お釣りが少ないと思ってしまったり、
チップを待ってるウェイターさんと、それを知らないお客さんで、
しばらく無言で見つめ合う事になります。

ただし、チップが必要になるのは高級ホテルのボーイやコンシエルジュ、
あるいは食後の支払いの時にウェイターやウェイトレスが
うやうやしく伝票を持ってく来て、お金を受け取って行くようなレストランだけです。
(食事と一緒に伝票が出てくるような大衆店では必要ない)

後は、マッサージなどのサービスを受けたとき、
さらにタクシーなどでも渡す事が多いようですが、
タクシーは払わないでいい、という人も居ます。
(今回のホテルの受付嬢は絶対払わない、と言ってました…)
とりあえず私はタクシーでは10バーツ以下のオツリを受け取らない、
というレベルだけにしておりますが、それで文句を言われたことはありません。


●物価と両替

以前に比べると、多少物価は上がってましたが、
それ以上に今回は円安が効きました(涙)。
1万円の両替で3000バーツを切ってるのを見たときは、悲しくなりましてよ。

タイの物価、10年前は日本の1/3前後と考えて置けば問題なかったのですが、
今回は一部で日本の1/2程度まで上昇してる感じがありました。

例えば日本と同じ500mmリットルのペットボトル(実際は少し量が少ない)で
だいたい20バーツ、約70円という感じでしたから、ざっと日本の半額、
スカイトレインの運賃だと10q前後の最大乗車距離で52バーツ、
約180円でしたから、やはり日本の1/2前後。

あれま、と思ったんですが、屋台の食事などは、
相変わらず40バーツ前後(約140円)、チマキやダンゴなどは10バーツ(約35円)
といったところですから、ここら辺りは相変わらずの安さでした。

交通料金でも国鉄なら70q近い距離があるアユタヤまで乗っても
たったの20バーツ(約70円)でしたから、物価が上がった部分と
変わらない部分が結構はっきり分かれてるような気もします。

ちなみに場所によってもかなり異なり、
後で見るようにパッポンなどの観光客向けボッタクリ地域はさらにひどく、
ドンムアン空港の売店に至っては頭がおかしくなってるんじゃないか、
というような値段が付いてますから要注意。



最後に円とバーツの両替ついて。
ここ数年、成田の両替率のボッタクリぶりがひどく、
特にアジアの場合は10%以上異なる事があるので、
絶対に現地で両替しましょう。

例によってクレジットカードが一番率がいいと思いますが
(ただしタイでは未確認なので断言はできず)
タイの場合、そこまでカード社会ではない上に、
信用が出来ない部分も少なくないので(笑)、現金に頼るほかありませぬ。

バンコクの場合、成田とドンムアン空港で約7%の違い(ドンムアンの勝ち)、
成田と市内の両替屋だと軽く10%は違いますから、絶対に現地で両替しましょう。
ちなみにドンムアン空港と市内の両替屋を比べてみたら、
1万円の両替で約80バーツ(約280円)違いました。
その程度なら、と無視できる人はタイの空港で、
私のような人は(笑)バンコク市内の両替屋を利用しましょう。

バンコク市内ならEXCHANGEの看板が出てる店がいくらでもありますから、
Exchange please でオッケーです。
ただし1万円札しか受け付けない、
という店もあるので、その点は注意してください。


はい、といった感じで基礎編は終了、次回から本編のスタートです。


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