■ロンドンの基礎知識 3
最後に、今回の行動範囲を大雑把に説明しておきましょう。
地図の右下あたりでウネッてるのがテームズ川で、
鉄道橋、歩道橋も含め、本当はもっと多くの橋がかかってるのですが、
ここでは代表的なもののみを書き込んであります。
テムズにかかる橋の真ん中のヤツが、例のロンドンブリッジで、ロンドン市街区から南岸へ渡れるようになってます。
テムズの南岸は現在では完全に都市部ですが、
何があるの?と聞かれると帝国戦争博物館?というくらいですかね…。
ここも本来は、精神病院でしたから(その建物の一部を再利用してる)、
市街中心部から隔離されてる、という地域ではあったのでしょうね。
でもって、最初に説明した、ローマ時代にまで歴史が遡るエリア、ロンドン市街区がオレンジ色の部分。
そのすぐ横、西側に繁華街、ダウンタウンエリアが広がるのですが、アメリカあたりのダウンタウンとは全く違うし、
アジアの下町、繁華街とも全く異なる、なんつーか高級とオシャレが団体でやってきた、という地域になってます。
ロンドンの中心部はこの二つの地区だと思っておけばほぼ間違いないでしょう。
博物館関係は、さらに後から造られているため、このさらに外、英国博物館(いわゆる大英博物館)は
繁華街地区のすぐ北側にありますが、それに匹敵するロンドン科学博物館、自然史博物館は、
さらに西、ハイドパークの南側に位置します。
でもって、この地図の右上にあるのが、私が滞在したのホテルの場所。
まあ、あきらかに中心部からは離れてる、という場所なんですが、
それより重要なのはその下に書いてある文字。
そう、ここはかつてのロンドンのスラム街、
一時は世界一危険な場所とまでいわれたイーストエンドに位置します。
あの切り裂きジャックの活動エリアであり、まあロンドンの犯罪史の花道、ともいえるエリアですね。
が、現在のイーストエンドは再開発が進んで、グルッと一周してむしろオシャレなエリアになりつつあるとか。
実際、暗くなってからも子供達が遊んでいたり、女性が一人で歩いてたりしたので、
まあ、とりあえず大丈夫なエリア、と思っていいようです。
はい、と言う感じで、次回より本編がスタートとなります。
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