■日本家屋的な住環境



で、このサンダーランドは中を見学することができます。
さっそく行ってみましょうか、
このマネキンさん着水後、
機体を岸壁につける作業中とかですかね。

銃座の前のスペースは使い道の見当がつかず、
てっきり罰ゲーム用だと思ってたんですが、
なるほど、こういった使い道があったのか。



中に入って見ると、主翼の下に巨大な穴が。
ここから主翼につながるレールを使って
爆弾などの出し入れができたようです。

つまり離陸後も、機内からある程度自由に武装の
追加、変更ができたわけで、こんなシステムは初めて見ました。

ちなみに下側に畳まれてるのがここのドアで、
上方向にスライドして閉じます。
そのドアに書かれてるパラシュートの出口、という注意書きは
緊急脱出はここから、という事なんでしょうか。

下側にスライドして落ちるドアなら、空気抵抗やら遠心力やらで
開かなくなる心配は無いでしょうから、これ、大型機の脱出方としては、
なかなかいいアイデアな気が。



そこから機首方向を見るとこんな感じ。
中は二階建て構造で縦には広いのですが、
横方向は意外に狭い、というのがわかっていただけるでしょうか。
(コクピットはさらに上なので、機体としては3階建て構造)



下から見るとこんな感じで、ホントに巨大です。
でもって白いのは冬季迷彩か?
と思ったんですが、どうも常にこの色だったようです。



その奥にあったスピットファイアでおなじみ、スーパーマリン社の Walrus。
イギリス海軍が大型艦に積んでた水上機ですが、
イギリス空軍ではパイロット救助用の機体として運用していたようです。



はい、ではこのRAF博物館編の最後を飾るのがこれ、
イギリスの連絡・観測機ウェストランド ライサンダーのIII。

陸軍を前線で支援する目的で作られ、
第二次大戦が始まると170機がフランスに送られます。
この時、最終的にダンケルクの撤退戦まで生き残り、
本国に帰還できたのは50機だけだった、というので、
かなり過酷な使われ方をしたのでしょうね。



はい、というわけで、ようやくこれでRAF博物館の探検は終了。
これでもかなり紹介してないものが残ってますから、
ホントにこの博物館はすごいと思います。

でもって、これにてRAF博物館は終了ですが、3月3日のひな祭り、
まだ旅行2日目のこの日は、もう少しだけ続くのです。
次回までで、さすがに2日目は終わるようにします、はい。

でもって、今回も完全に力尽きたので、オマケは休ませてください…

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