■再びロンドン塔の前で
まだ午後2時なんですが、北緯50度の3月上旬の午後は早くも日の光がだいぶ弱くなってます。
今回は逆方向、南から北に向けて渡る事に。
ただし、午前の写真はLX-5で撮影してますが既にバッテリー切れ(涙)、
こっちは予備のLX-3での撮影しました。
やや沈んだ色合いに見えるのはカメラのクセの可能性もあります。
橋の上から東の方を見る。
干潮時は静かに流れる汚い川、という感じだったテームズですが、
満潮時には濁流となって流れるチョー汚い川となってました(笑)。
これは落っこちたら助かりそうにないなあ。
上海の街中の川もえらく流れが速くて汚かったし、
バンコクの川もそうだったのを思い出し、
東京の隅田川や荒川が、いかにキレイなのか、というのを痛感しました。
日本は水の国だ。
タワーを正面下から。
ゲートの両脇にある青いパーツは装飾用なのか、
何か実用的な意味があるものなのか。
いずれにせよ、維持費は大変だろうなあ、と思います。
高いと思いましたが、橋の展示の入場料、あのくらいは
必要なんだろうなあ、とも思いました。
さて、ロンドン塔の河岸にもどってまいりました。
なんのかんの言っても、いい雰囲気があります、この辺り。
ここで今回の旅行では、日本人の団体さんに初めて遭遇しました。
最近は個人旅行がほとんどだと思ってたのですが、
今でも需要あるんですね、その手のツアー。
そういえばまだ一度も紹介してなかったような気がする、ロンドン塔の正面入り口。
聖トーマスの塔(St.
Thomas's tower)にある、通称、反逆者の門(Traitors
gate)です。
本来は水門だったのですが、現在はテームズ川との間に堤防が出来てしまったため、
空堀に面した不思議な門となってしまい、閉鎖されてしまってます。
ちなみに、水が入ってなくて、マグナムにガッカリだぜ、と漱石がイチャモンをつけたのが、
これですが、彼が見たのは恐らく場内側からのはず。
この辺りは改築を重ねたロンドン塔の中でもホワイトタワーに次ぐくらい古いエリアで、
この門は13世紀末、エドワードI世が作ったとされてます。
当初は王族専用の門(ロンドン塔は一時期、王族の住まいとなっていた)だったんですが、
やがてロンドン塔が監獄として使われるようになると、国家に反逆の意思あり、とされた
囚人ばかりがここから入ってきたため、この通称になったのだとか。
ただし、これも例によって、19世紀、
ビクトリア朝時代のレジャーブームで改造されてしまってる疑惑あり。
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