■戦場におけるキュート
さて今回はイギリスにおける軍人さんのセンスについてだ。
「さいですか」
第二次大戦期のアメリカの場合、
陸軍を中心に飛行機やら車にいろんな絵やらマークを描き込んでおり、
それだけを調べてるマニアがいるくらい人気があったりする。
ドイツ空軍もマーキングとかではいろいろやってるね。
対してイギリスはひたすら生真面目、そういった遊び心はないと思ってた。
「さいですか」
ところがどっこい変なトコで変な個性を開花させていたのだ、
というのが今回のお話ザンス。
「さいですか」
「…ネコじゃん。何これ」
これは前回紹介した後部主砲砲塔の中に居たジンクス君だ。
砲塔の床には、砲が上方向に角度を取った場合、砲尾が沈み込む穴が開いてるんだが、
そこについてるフタに描かれてた絵だよ。
「…で、これは何なのさ」
さっぱりわからん。
なんでも名前を付けたがるイギリス人、3門ある主砲にそれぞれ名前をつけたのか、
と思ったんだが、中心の砲にだけはこのイラストがないんだ。
「ジンクス…って迷信のジンクス?」
そのジンクスだ。
ちなみに日本語だと何かをすると必ずある結果をもたらす、という意味で使うが、
基本的に英語では悪い結果を呼ぶ行いのみを指すはずだ。
なので、決していい意味の言葉ではないんだよ。
「それをなんでこんな場所に?」
さっぱりわからん。
でもって、これが左側の砲のフタ。
こちらはハッチさんだが、これもよくわからん。
「なんかアメリカの漫画でこんなキャラいなかったっけ?」
なんか見たような気はすんだけどね。
まあいいや。
とりあえず今回はここまで。
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