■イギリス人のハイテンションについて


ヤッホー!
ペロ君、今回はイギリス人の精神構造に深く踏み込んでみるぜ!

「さいですか」

まずは、冷静沈着なジェントルであるイギリスのビジネスメン、
その総元締めとも言えるシティ地区の重要人物がハメを外すとどうなるか!

「さいですか」



こうなる!
ちなみにこれはタワーブリッジのロンドン市の解説コーナーから。

「…某黒鼠王国のパレード?」

こんなオッサン引きずり回して客が呼べるわけないだろう。
これは例のロンドンの自治区、ロンドン市街区(City of London)の
行政責任者、ロンドン名誉市長(Lord Mayor of London )の当選パレードだよ。
ロンドン市街区については基礎知識編と二日目の初回で解説したので、
忘れてしまった人はそっちを見てね。

「しかしメチャクチャうれしそうだな、これ」

選挙で選ばれるとはいえ、候補者になれるのはキチンとした立場の人ばかりらしいから、
このオッチャンもそれなりの身分の人なんだろうが…。
メチャクチャうれしそうだよねえ…。
普段、沈着な人ほど、ハメを外すと暴走しやすいのかもしれん。

「となりの付き添いの衛兵さんが妙に冷めた表情なのも気になるな」

まあ、そこは仕事と割り切ってるんだろうな。
この役職、任期は一年だけらしいから、よほどのスカが当選しちゃっても、
その影響は最低にとどめられる、という安心感もあるだろうし。

「なるほどね…」



タワーブリッジの動力室にて。

「…あー、あるんだねえ、ロンドンにも」

あったのさ、ロンドンにも。
ね、エッフェル塔が特殊ってわけじゃないんだよ。
イギリス人でも、こういった観光地ではハメを外したくなるのかもしれん。

「しかし、なんでバイクなの?」

どうも、タワーブリッジの中央部分を上に撥ね上げた状態で、
バイクでジャンプしちゃう、というショーが最近あったらしいんだ。

「そんなのできるの?」

できるわけがない(笑)。
あの宮崎版ホームズでさえ、完全に跳ね上がった状態からジャンプしたら、
ポリーは無事でも車は無事ではすまなかったんだぜ。
当然、完全にオープンした状態ではなく、
あくまでバイクで上れる角度での挑戦だったようだ。
それでもスゴイといえばスゴイんだけどね。

最後に、今回の記事でやたら登場したのが、
ある意味悲劇の作品とも言える宮崎版ホームズ。

宮崎さんが担当した6話全部見るのは今では難しいと思うが(一応DVD化はされた)、
風の谷のナウシカの同時上映作品だった
「青い紅玉」「海底の財宝」の二本はジブリのDVDシリーズとして
発売されてたから、今でも入手はできるかもしれない。
作品も素晴らしいが、このDVDの映像特典は、わかる人には涙が出るほど
ありがたいものなので、興味のある人は一見価値はあると思うのであります。

はい、とりあえず今回はここまで。


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