■象だっているんだぞう



ドック時代の正門らしき場所にでました。
ここはセント キャサリン(St.Katharine)ドックという名だったそうで、
その埠頭としての歴史は12世紀くらいまで遡れるのだとか。
19世紀の産業革命後半、例のリバプールストリート駅同様、
一部のスラムを取り壊して拡張工事が行われ、現在の規模になったようです。

もともとはロンドンの貨物港であり、1930年代くらいまで、
主に海外からの輸入品の荷揚げで活況を呈したとのこと。

戦後、貨物港としての活動が中止した後も、これだけの規模の施設を
埋め立てたりしないで、キチンと管理してるあたり、イギリス人らしいなあ、と思ったり。

この正門に象が乗ってるのは、アジア、アフリカ方面との貿易を象徴するものらしいです。
が、良く見ると、その門柱、なにか白っぽいパーツがはめ込まれていたりします。
なんでしょうね、、これ。サンゴかな?



じつはこの段階でタワーブリッジの展示施設の開館時間、9時半になってしまう。
昨日の科学博物館&自然史博物館大敗北の記憶が蘇るので、
そろそろ、そちらに向かいましょうか。



ドックの中に戻ってきました。
なんだかいい感じの旅館(Inn)が向こうに見えてますね。
でもって、注目はその右側の壁。
一番上に赤い骨組みが見えますが、あれ、クレーンです。
で、その横のドア、ウッカリさんが廊下を全力で走ってきて突き破ったら、
そのまま落下水中にドボン、という構造となってます(笑)。

…まさかクレーンで船から客をあのドアまで引っ張り上げる、ってのはないでしょうが、
かといってクレーン使うほどの荷物を持ち込む客が居るとも思えず、
妙に気になるところです…。



とりあえず、中央やや左手の辺りから入ってきて、右方向へドックの岸壁沿いに移動し、この場所に。
しかしロンドンにこんな場所があるとは予想だにしませんでしたね。

この写真、建物の切れ目の向こうに、チラッとタワーブリッジが見えてるのがわかるでしょうか。



そこからさらに奥まった場所にて。
こんだけヨットがある、という事は、ロンドンにも金持ちは多いのでしょうね…。


NEXT