■どこまでも続く通路の向こう



が、最後の最後に、もう一つの罠が待っていたのでした(笑)。

この地下鉄の駅、ご覧のように、入り口を入っても、はるか先まで続く通路があるだけで、
全くもって駅なんて見当たりません(涙)。
東京の地下鉄 大手町駅なんかもこんな感じですが、
あれは複数の路線の乗り場が入り組んでる結果、迷宮状態となってしまったもの。

が、ここは乗り場は一つしかないのに(乗り入れてる路線は二つあり)、
どこまで行っても、全く持って駅が見えない、という不思議な空間。
この地下道、意味があるんでしょうか…。

ロンドン空襲時に地下鉄の駅が防空壕になったのは有名ですが、
ひょっとして、この手の空間もそれに使われたんでしょうかね。

ついでに日本や最近の中国だったら、この左右はお店だらけ、となるんでしょうが、
そこはイギリスらしく、ホントになにも無い通路が延々と続きます。




途中にあった入り口。
すでに閉館でしたが、ここからビクトリア&アルバート博物館に入れるようです。
雨の日に、濡れずに来るとかにはいいのかも。

もっとも、この博物館は、結局時間が無くて、最後まで訪れませんでした…。



途中で見かけたポスター。
これ、テムズ川に浮かぶ、巡洋艦ベルファスト博物館のポスターです。
ここは前回の旅行で訪れたのですが、実は今回も行きます。
明日、勝負したるで、とポスターに誓う。



地下道なのに窓が…。

ロンドンの19世紀ごろから20世紀初等位までの建物は、地上でおしまいではなく、
大抵、半地下室とでも言うべきものを持ち、それに合わせて、建物の周囲を掘り下げてます。
そのため、地下道とその空間がニミアスしてしまうと、こういう事になるようです。

東京だと、本郷の東大にある古い建物の一部が、同じ構造を持ちます。
ただし東大、やたらと建物の建替えばかりやってるので、
いつまでこの手の建物が現存してるかわかりませんが。

ついでながら、個人的に、大学は勉強するとこだと思ってたんですが、
東大を見てると、年中、何かの建物を建ててるのが
生存目的と思えてきますから、不思議な学校ですね。


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