■行くぜ、ラストスパート



さて、ではこの階の残りの展示を片付けてしまいましょうか。
まずはこれ。18世紀の科学コーナー。

ジョージIII世王(King George III)コレクションとされていたので、
王家の保有するものかもしれません。
この博物館は王立(Royal)ではないはずなので、寄贈されたものなのか、
借りたものなのかはちょっとわからず。

ちなみにジョージIII世の在位は1760年から1820年まで、
18世紀の後半から19世紀に入る段階までですから、
蒸気機関による産業革命の後半戦とでもいう時代。

まさに科学の時代の王なんですが、晩年は隣の国でフランス革命は起きるは、
息子はどうしようもないボンクラだわで、最後は発狂(認知症説あり)してしまう、
という悲劇の王様でもありました。
ちなみに、入り口右側のカッコいい像は、当時の科学者か誰かで、
ジョージIII世は左側のレリーフにあるオデブさんです。



当時の顕微鏡。
これまた金が余って余ってしかたないから、いろんな飾りが付いてます…。

顕微鏡だったら、他にお金をかけるべき機能的な部分、いくらでもあると思うんですが。



1770年ごろのガラス板電気装置(Plate electrical machine)。
左側のハンドルの前には、ガラスの円盤が入っており、
よく見ると上下にこれを挟むクッションが入ってます。

どうもこれでガラス板を回し、静電気を発生させ、火花を飛ばす、という装置らしいです。
初期の電気実験装置、という感じでしょうか。

こんな感じで、いろんな実験道具とかが並んでるんですが、
あまり解説がないので、よくわからん、というものが多く、
とりあえず、このコーナーに関してはこれでオシマイ。



さて、ではこの階の最後の展示、健康問題(Health Matters)なるコーナーへ。
医療と健康に関して、という内容なんですが…



その展示はこんな感じで、なんじゃこりゃ、というところ。
後はさまざまな医療問題に関するビデオとかが流されていたほか、
製薬のための機材とかが展示されてました。

が、正直言って、私にはさっぱりわからん、という部分が多く、
これもパスしちゃいましょう。

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