■空の旅は終わらない



その横にあったハリアーに搭載されてるペガサスエンジン。
これも本来はブリストル社が開発してたのに、会社の吸収によって、
ロールス・ロイスのエンジンとなってしまいます。

こっちが後ろなんですが、ご覧のようにジェットの噴出口がなく、
左右に分かれた排気口がついてます。
これを下に向ければ垂直離着陸、後ろに向ければ水平飛行の推力、となるわけです。

で、この展示では外されてしまってますが、
エンジンの前にも同じような可動式の排気口があります。
ただしこっちは燃焼前、タービンで圧縮された空気を噴出してるだけで、
その排気温度はだいぶ低くなってます(100℃は超えてるが)。

この4つの排気口での向きを変えて、ハリアーは垂直離着陸から
水平飛行に移る、という事になるわけで。



いろんな風洞実験用模型。
一番手前と奥の壁にぶら下げてあるのは、コンコルドのもの、
右側のはハリアーっぽいですね。

上の方にある植木はさみみたいな主翼の機体も気になりますが、
解説の写真を撮り忘れたので、詳細不明…。



さらに気になるのがこれ。
なんじゃこりゃ。完全に左右非対称なので、エンジンが何かの一部かなあ…。
これも解説を見て無いので、詳細は不明です。



その横にあったランカスターのカットモデル。
爆弾庫がえらく薄っぺらくて、パイロットの足元にまで及んでます。



第二次大戦当時のパイロットの服装と、飛行めがね、
無線のヘッドフォンなどが入った飛行帽とか。

この時代はまだ、緊急時に射出座席でキャノピーブチ破ったりしませんから、
ヘルメットではなく、帽子となってます。



でもって、ここにもあった模型の展示コーナー。
ホントに未だに模型展示コーナーのない航空関係の博物館を見たことないんですが(笑)。

はい、では微妙なとこなんですが、今回はここまで。
やはり一回では終わらなかったか、航空機コーナー編…。

でもって、オマケも今回はお休みなのです、はい。


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