■おフランスのミサイルザンス
まあ一応、という感じで宇宙っぽい展示もあるんですが(笑)。
上を見れば、ソ連の人工衛星の模型たち。
奥のはスプートニク1号でしょうか。
ついでに左側に見えてるカタツムリみたいのは、
たしかアメリカのサターンロケットに使われてたロケットエンジンだったような。
フランスの宇宙開発の歴史はここから始まったのよ!的な
小型ロケットが並んでいるんですが…
その先はまた弾道ミサイル(笑)。
フランスの場合、仮想敵であるソ連と東欧は比較的近所だったので、
アメリカやソ連のような大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではなく、
単純な弾道ミサイル(BM
/Ballistic
missile)だったと思われ、
ある意味、ドイツのV-2の正常進化、ともいえます。
当然、技術的な壁はICBMより低く、コスト的にも恐らく多少安かったと思います。
実際、ここら辺のミサイルを見る限り、小型です。
で、上を見るとこれ。
大気圏再突入カプセルですが、当然、核弾頭でございます(涙)。
下に転がされていたSSBSミサイルの弾頭部。
このミサイルはS-3というSSBSシリーズの中でも最新型らしいです。
で、その中にあるのが、上の写真でぶら下げられてたカプセルで、
まあ、この部分は大気圏外まで飛んでゆく、というわけです。
実に夢の無い宇宙飛行ですね。
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