■だんだん知らない世界へ
その先にあった展示。
なんだこりゃ。
大型機にはこの手のボートが必ず積まれてたので、
恐らく墜落した機体から脱出して海上を漂流中のクルーが
伝書鳩で救援を求めてるところ、といった感じなんでしょう。
ただし鳩マニアが大西洋上でオフ会やってるとこ、
という可能性も完全には否定できません。
その先にはブリストル ボーフォートが。
よく知らん機体ですが、雷撃と機雷敷設に使われた機体、との事。
実は今回初めて気が付いたんですが、イギリス空軍、雷撃機とか対艦攻撃用の
機体をかなり運用してるんですね。
その横にあった、アメリカの戦術核爆雷、Mk.57。
1960年代の兵器です。
なんでこんなものがここに、と思ったら、
これTRAININGの文字があっちこちに書かれた訓練用のものでした。
どうも有事にそなえ、アメリカはNATO各国に自国の戦術核兵器の練習弾を配給、
常に訓練だけは行っておき、いざ開戦となったら、その段階で初めて実弾を各国に渡して
実戦投入する、という段取りになってたようです。
なので、これはその各国に配布された練習用の核爆雷となります。
イギリスでは例のシャクルトンなどが装備できたとのこと。
その先には木製ボディの水上機のカットモデルが。
実際に飛んでた機体みたいですが、名前の確認を忘れました…。
ピアノか高級家具かというような丁寧で仕上げで、ちょっと驚きました。
そこにくっついてた銃座。
下の丸い出口部分にはめ込まれた円形のレールにそって
この機銃はぶん回せるようになってるようです。
手前のトイレットペーパーの芯みたいな部分の横あるのが
多分、ストッパーで機体の尾翼や前の方のパイロットに
銃口が向かないようにしてあるのではないかと。
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