■アメリカのお友達
アメリカの戦略爆撃機の機体からはがして来たと思われる絵。
…なんかこれ、わざわざ下手なのを選んで持ってきてるような気も…。
ちなみにドナルドに目線が入ってるようにみえますが、
あれはリベットの穴がたまたま引き裂かれてしまったものです。
アメリカ第8空軍の皆さんありがとう、の展示。
右の写真が初期の司令官、イーカー、左がその後を引き継いだ
日本でもおなじみドゥーリトル。
ちなみにイーカーはボンバーマフィアの有力なメンバーの一人だったのですが、
精密爆撃論者だったこともあり、途中で更迭されてしまったのでした。
ちょっと余談。
イギリス人の国民性、というか性格がよくわかるのが、
この第8航空軍に対して残された市民のコメント、とされるものでしょう。
ドイツがヨーロッパを席巻、モスクワの方まで攻めて行っちゃった1941年末の段階で、
救世主のように参戦してきたアメリカ軍についてこう言ってます。
「アメリカ軍が来た時は、本当にうれしかったね。そして帰っていった時は、もっとうれしかったよ」
偵察部隊の司令室、みたいな事が書いてあった部屋。
なんか変な機械が中央に見えるな、と思って覗いて見ると。
なんとこれ、写真から地図を書き起すトレースマシンでした。
この右にある写真の読み取り機は人が操作しますが、
この機械自体は、自動で地図を書き込んでゆくようです。
こんな機械まで実用化してたとは、いやはや。
その横にあった爆撃機部隊司令官の部屋に貼り出されていたという、
これまでの爆撃成果地図。
これ、何と言うか、執念でガシガシ色鉛筆で塗りました、みたいな感じがあり、
夜中に一人でエヘヘ…みたいな薄笑いを浮かべて、
地図に色をつけてる司令官、みたいのを連想してしまいます。
そんな連中と戦争するのはイヤだなあ、と。
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