■心臓部を目指して



途中で見かけた温度計。
2度か、寒いわけだ。
あ、アメリカと違って、イギリスは摂氏(℃)表示なんだ。
ちなみに下の数字の意味は不明。



ここで旧スイス・リ本社ビル、通称ガーキン(Gherkin:ピクルス用きゅうり)が見える。
2004年に完成し、以後、日本はもちろん(笑)世界中の高層ビルの
デザインに影響を与えたビルですね。
本来はスイス・リ本社ビルだったんですが、後に売却されてしまったこともあり、
ガーキン(カタチが似てるかららしい)というニックネームの方が定着してます。

となると、金融街はあっちのほうか。
…道、間違えてるじゃん。



とりあえず再びリバプールストリート駅に。

余談ながら、ここはロンドン市街区の北東、ギリギリ外れの位置にあります。
で、もともと、このターミナル駅のあった場所は集合住宅が密集してたエリアで、
これを強制的に取り壊して駅を建築したため、追い立てられた住民が東に移動、
イースト・エンドのスラム化を進める一因になったという話があるそうな。
(EAST ENDというのはロンドンの東の外れ、という意味ではなく、
ロンドン市街区の東側の境界線を指す。イースト・エンドの向こうの街の意味)

貧富の差の拡大ってのは21世紀の今だと中国で大きく注目されてますが、
イギリスじゃ19世紀の段階ですでに起きてたわけです。
現代のアメリカも結構この問題が取り上げられますが、
あの国はあれでもまともなった方で、19世紀末あたりだと、
10人に満たない人物が国家の富のほとんどを独占してる、
という異常な経済体制となってました。




で、さっそく方向修正。
どうせなら、大通りでみんなの行くほうについてけばいい、
というのは本人もわかってるんですが、
この手の路地を見かけてしまうと、もう本能で突入してしまうのです。
仕方が無いのです。
あきらめるのです。



途中で、アーケイド、商店街の看板が。

あれま、こんなビジネス街にそんなものが。
ちょっと覗いてみますか。


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