■あらゆる場所で展示せよ
そこにあった館内マップの配布台。
中央に1ポンド入れてね、という箱があり、ここにお金を入れてから、
マップを持っていってね、という形になっております。
あくまでDonate(寄付)という事らしいですが、
マップの表紙にも定価1ポンドと入ってたりするので、有料と考えていいかと。
まあ、これだけの博物館の入場料が無料なんですから、安いものでしょう。
でもって、この中央ホールにも展示物がさりげなく置かれていたり。
これは1世紀ごろのローマの大理石像だそうな。
なんだかエライ人の息子らしいんですが、よくわからん。
よくみると鐙(あぶみ)はおろか鞍(くら)すら付けてない馬に、
ほとんど素っ裸で乗っかってます、この人。
…大丈夫なんでしょうか、それで、
こちらもやや投げやりな感じで展示されていた紀元前350年頃のエジプトのオベリスク。
門柱だったのではないか、との事です。
エジプトの遺物の代表格とも言えるオベリスクですが、
これはギリシャ語で、串の意味らしいですね。
ジョージIII世(心労で発狂してしまった王)の持ち物だった、としてあるので、
まあ現地でかっぱらって来たモノでしょう、これ…。
紀元前350年と言うと、すでに衰退期どころかアケメネス朝ペルシャの支配下の時代です。
でもって、あと20年もすると、アレクサンダーがやってきます。
さて、ここでおおよその今回のルートを確認しておきます。
とりあえず入り口とその横のシーク教との部屋を経て、
現在は中央ホールに居ます。
深い考えはないのですが、ここから東に抜けて、
左回りに見学したれ、というプランにしました。
今回は、この東側突貫が主な見学ルートです。
さて、そこから東側の展示を見て行きましょうか。
お、なんだかいい雰囲気の展示が見えてますよ。
これはなんぞや。
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