■地球の西の果のマンガを見る


まずはこれ。
西洋の最高の才能、題して紹介されていた女性。



「巧いじゃん」

ウマいよねえ。
紹介によれば20歳の学生さんだそうで、
その年齢でここまで描ければ大したものだよ。
ちなみにこの人はcafe suadaというWebマンガをこれまた
その手の人が集まる英米系のサイトで描いてるので、興味がある人は
検索してみてちょうだいな。

ついでに、どうでもいい話をちょっとだけ。
今回の旅行記ではやたらと聖書の話が出たので、もう一つだけやっておこう。
才能は英語でTalent(タレント)だが、本来はギリシャのお金の単位だ。
これは新約聖書のマタイ伝 25章に出てくる、
財産を能力に応じて数タラントずつ奴隷達に分配した、という話がルーツなのさ。

「ほんとにどうでもいい話だな」

まあね。



こっちは掲載されていた読みきりマンガ。

「90度曲がってますが」

これは1ページに2ページ分掲載、という変なレイアウトだからだね。
ちなみにアメコミと同じく、読むのは左から右に向けて読めばいい。

「でもまあ、ウマイな。どんな話なの?」

ストーリーらしいストーリーは無い。
この女の子が自転車で散歩しながら、
お店でお菓子を買って、下のページに見えてる
鳥居の下にあるお地蔵さんらしきものにお供えする、という話。

「鳥居が出てくるってことは微妙に日本風?」

どこかの惑星の話、とされてるけど、
そもそも、道端の偶像に何かを捧げる、という行為が
イギリス人から見れば日本風なんだろうね。
途中で踏切が出て来てたが、これもさりげなく日本風だった。

「結構、イギリスのこの手の文化のレベル、高くない?」

高いと思う。
5年前に来た時は、全くこの手のを見かけなかったので、
気がつかなかったが、思った以上に浸透してるのかもしれない。

ロンドンには一部で有名な(笑)MCM EXPOという、映画やアメコミ、
ゲームなどを扱う展示会が10年くらい前から行われているんだけど、
最近では、Manga系の展示がかなり大きくなってるらしいし。

まあ、ちょっと驚いた、という感じで、今回はここまで。


BACK