■ここもビクトリア
1840年ごろから、当時衛生状態最悪だったスラム街、イーストエンドの街に公園を造ろう、
という意見が出始め、それによって造られたのが、このビクトリアパークです。
ちなみに、香港中心部にも全く同じ名前の公園があったりします。
ビクトリア、大人気なわけです。
もっとも、当時の地図を見ると、西側はともかく、東側はもう郊外と言っていい地区で、
イーストンエンドの街中、とは言いがたい部分もあります。
とはいえ、現在では完全に住宅街の中に飲み込まれてしまいました。
広さ的にはハイドパーク&ケンジントンガーデンズの1/3程度なんですが、
かなり左右に長細いので、歩くのには、結構な時間がかかります。
さて、ではそこにあった地図で、今回の散策ルートを。
左下、南西にあるゲートから侵入し、ぐるっと右周りで公園の下半分だけを見てます。
途中で外に出てしまったり、上半分を見てないのは、正直言って、どこも同じような芝生広場で、
もういいや、と思ったからです(笑)。
まあ、とりあえず、中に入ってみると、典型的なイギリスの公園です。
徹底的に管理された、人工の緑地空間、芝生ブラボーな世界。
とはいえ、朝の散歩をするにはかなり気持ちのいい空間ではあります。
ついでに、この辺りから、空に晴れ間が広がって来ました。
なんだか、すごい形状になってた老木。
なにかよっぽど辛いこととか、あったんでしょうか…。
で、帰国後に気がついたんですが、ハイドパークといい、ここといい、
まだ3月上旬で、芝生が青々としてます。
そういや昔、ヨーロッパの芝生は冬でも枯れない、と聞いたなあ、と思い出す。
ただ、この公園、現在絶賛造営しなおし中で、アチコチに工事中のフェンスが。
来年のオリンピックにあわせての工事らしいのですが、ちょっと残念。
ちなみに、ロンドン オリンピックの会場は、この公園のさらに東側に
これまた現在絶賛造成中でした。
さて、そんな感じなので、途中で来たのと反対側に出れるゲートを発見したため、
あっさり外に出てしまうのでした。
典型的なロンドン市内の住宅街、というエリアです。
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